食洗機を迎えるにあたって、自分で分岐水栓という部品の取り付けに挑戦しました!
なので今回はその取り付け方と、どんな作業をするのかを紹介します。
普通の家だったら外付けの食洗機を設置する時に必要な作業なのですが、自分でもできるか不安に感じている方の判断材料になればよいなと思いますー。
ちなみにヨドバシカメラだと、
- 事前の工事お見積もり・下見代金 3,240円(税込)
- 設置 ・分岐水栓なし 7,560円
- (さらに 分岐水栓部品代金として約1万円)
てことで、工賃として1万円以上かかります。
自分でやればこの分が浮くので、自分でできることはやっちゃいましょう!
目次
- 目次
- 分岐水栓ってなに?
- 分岐水栓部品を購入しよう
- 食洗機には給湯器からのお湯を送ったほうがいいよ
- 分岐水栓の初期設定をするよ
- 蛇口にとりつけよう
- 途中でテストをしておこう
- 元の形に戻して完成
- まとめ
- 感想
分岐水栓ってなに?
この写真のように、通常の蛇口に加えて水の出口を増やすものです。
電気のコンセントで言うタコ足みたいな感じですね。
で、この画像の中央に横に出ている部品が分岐水栓です。
分岐水栓部品を購入しよう
分岐水栓はいろいろな種類があるのでしっかりと確認しましょう。
パナソニック公式サイトに検索ツールがあります。
現在自宅についている蛇口に書いてある品番を入力することで、どの分岐水栓が必要かが表示されます。
ちなみにうちのは「TKGG31E」というやつでした。
うちの蛇口にあう部品「CB-SSH8」というもの。
11,080円+10%ポイントでヨドバシ.comで部品を購入しました。
そうなんです一万円超え。
...金属部品ってこんなに高いんだ。
食洗機には給湯器からのお湯を送ったほうがいいよ
うちの蛇口の場合はお湯の通り道と水の通り道があるものでした。
つまりは蛇口のハンドルを左右に回すことでお湯と水が切り替えられるタイプです。
片方は給湯器からくる水流で、もう片方は常に冷水です。
分岐水栓では給湯器からの水流のみが出るようにします。
お湯がでない水道の場合も食洗機自体にヒーターが内蔵されているので、冷水を送っても食洗機内で加熱してお湯での洗浄を行えます。
でもヒーターによる加熱よりも、自宅給湯器でお湯を作ったほうが運用コストが安く済むのでできるだけ食洗機にはお湯を渡すようにしましょう。
分岐水栓の初期設定をするよ
これが分岐水栓の部品です。
詳細な取り付け説明書がついているので安心です。
プラモデルを作るのが得意な人なら難なく取り付けることが出来ますね。
部品の一つはこれ。
初期状態では冷水が分岐水栓から出るようになっているのを、お湯が出るように変更する必要があります。
金色部分を押すと部品が2つに分かれます。
抜き取った金色部品のポッチを説明書通りに外して別の穴に付け替えるだけ。
ペンチで挟んでひっぱって抜いて、別の穴にいれるだけです。
かんたん!
ポッチを付け替えたら再度部品を組み合わせて元の形に戻しておきましょう。
これで部品の初期設定は完了です。
蛇口にとりつけよう
ここからがメインの作業に入ります。
初めて蛇口外すので緊張!!
元栓を閉める
水周りに触れるときは必ず元栓を閉めましょう。
これを忘れるとキッチンが洪水になって大事故です!
我が家の元栓は玄関外にあり、バルブがかなり固くて手間取ったけどなんとか閉めることができました。
キッチンに戻ってきたら蛇口をひねってみて水が出ないことを確認します。
あと、元栓を閉めた場合トイレや風呂も使えなくなるのであらかじめ家族には一言いっておきましょう。
蛇口を分解しよう
説明書をしっかりと読んでひとつひとつ確認しながら作業を行っていきます。
適当にやって途中でわからなくなると水道屋さんを呼ぶことになって結局工賃とられちゃうので焦らず確実な作業が必要です。
一つの作業を行うたびにスマホで写真を撮りながら作業をすると元に戻す時のヒントになりますよ。
最初の手順は「水/お湯マーク」を外すところから。
これは爪を引っ掛けるだけで外れます。
爪でやると痛いときはマイナスドライバーでやりましょう。
「水/お湯マーク」を外したら、そこに六角レンチをつっこんでまわします。
蛇口のハンドル部分を固定しているネジが外れると、ハンドルがスポッととれます。
このときに使う六角レンチは分岐水栓には付属していないので自分で用意する必要があります。
ダイソーでもレンチセットが売っているので先に購入しとくといいでしょう。
ハンドル部分がスポッととれました。
蛇口内の部品も分解
ハンドルが取れたので、説明書をじっくり読みながらさらに分解を進めていきます。
まず蛇口の金属っぽいカバーを外します。
金属っぽいけどじつはプラスチックなのです。
上に引っ張るだけでとれました。
中にある部品も上に引っ張って取り除きます。
ここまでは難なくできるはず。
メイン箇所の分解
ここが重要です!
ネジ穴が3つあるのが確認できるので、分岐水栓部品に付属していたレンチを使って外します。
ネジが複数あるときは1つずつ外すのではなくて、1つ緩めたら他のを緩めるというように徐々にまわしていきましょう。
手順通りにまわしていると....
蛇口の根本でホラー映画みたいにツツーっと水が溢れ出していることに気づきました。
結構な量が出てきたので急いでネジを締め直す僕!
あせった。
とりあえず近くにあったタオルで水が拡散しないように防いでおいて、急いで元栓の元へ。
閉め切っていなかったのかと思ったけど、元栓はちゃんと閉まってました。
どうやら水道管の中に溜まっていた水が水圧かかって押し出されただけでした。
一安心です。
どきどきしながら再度ネジをまわして黒い部品を外しました。
グレーの部品も外します。
この状態で分解は終了です。
分岐水栓部品の取り付け
ここでやっと分岐水栓部品の登場ですよ!
3つある穴の位置を合わせて乗せるとピッタリはまります。
なんて簡単なんだ!!!
あとは分解と逆の作業をしていくだけです。
グレーの部品をのせます。
黒い部品を乗せるのですが、分岐水栓部品を追加したので元のネジだと長さが足りません。
そこで、分岐水栓部品に付属していた長いネジをつかって固定します。
はめました!
うん、がっちり締まっていい感じです。
##出口部分をとりつける
分岐水栓部品として付属していたもう一つを取り付けます。
手で軽く締めて固定します。
プライヤーでしっかりと締めましょう。
直接プライヤーを当てると傷が付くのでタオルをかませて回しました。
水周りは一歩間違えば大惨事になるのでかなりきつめに閉めておかないとダメです。
途中でテストをしておこう
ここで念のためテストを行います。
- 部品の栓が閉じていることを確認。
- 元栓を開いてくる。
- ダッシュで戻ってきて水道周りに水漏れがないのを確認。
- 給湯器をONにする。40℃くらいで。
- 部品の先を指で押しながら部品の栓を開く。
これで部品からお湯が出てきたらテスト成功です。
結構な勢いで水が出てくるのでコップとかを当ててからテストしましょう。
部品の先には安全弁があって、ホースを繋いで居ない状態では蓋が閉じている状態になっています。
ここを手で押すことで安全弁を開いておきます。
ということでテスト成功したのでさらに組み立てを進めます。
元の形に戻して完成
金属っぽいプラスチック部品をはめました。
白い部品と、取っ手をのせました。
六角レンチで一番最初のネジを閉めて、水/お湯マークを手ではめたらできあがり!
まとめ
最初のネジを外してから最後のネジを締めるまでにかかった時間は...52分でした。
写真撮影しながらやってこれだけなので、通常はもう少し早くできそう。
分岐水栓の取り付けはちゃんと手順を追っていけば誰でもできます。
そうそう、この作業の後は心配になって何度か水漏れがないか確認しました。
もし、もしも途中で断念した場合は1万円払って業者にやってもらいましょう。
感想
初めての水周りの作業だったけど難なくできてよかったです。
家のことって自分でやれば安いけど、工務店呼ぶと工賃ぼったくられることって結構有りますよね。
相手の言い値に従うしかないっていう。
そんな時にこういう経験をしておけば法外な料金をふっかけられているのかの判断もできますよね!
ということで今回、分岐水栓を取り付けた記事を書いたということは...
そう!近いうちに食洗機使用レビューをしますのでお楽しみに!