賃貸のキッチンが使いづらいなら、改造しちゃえばいい。じぶんで作っちゃえばいい。
木材代金は900円、塗料込みでも2000円。これだけでキッチンに棚を作ることができますよ!
これまでの我が家は調味料をシンク下に片付けるスタイルでした。毎回かがんで取り出す。そして片付ける...というのが面倒。じゃあ、もっと取りやすい位置に調味料を置けるように改善しましょうよ!ということです。
- 使いやすいキッチンにする。
- → 料理をする面倒さが軽減される。
- → 気軽に料理に取り組むことができる。
- → 経験値が貯まる。
- → 料理上手になれる!!!
僕が目指す料理上手とは、単に美味しく作るだけではなく、効率良く作って、後片づけまでがスムーズに行えることなのです。
上手く作り上げて、ラクに調理ができるようになるといいですね!
構想から完成までは1週間
「できるだけ少ない作業でシンプルな棚を作りたい」
賃貸なのでリフォームするわけではありません。できるだけ安く、便利にしたいのです。
- 月曜から水曜まで「理想のキッチン」について考えた。
- 木曜にはイメージを具体的にした。
- 金曜日には設計図を書き出した。
- 土曜日に材料を買ってきて、下準備。
- 日曜日に組み立てて完成。
とてもスピーディーな展開。...もうやるしかないですね!!
簡易プロトタイプを作った
「これでどうだろう?」というアイデアが浮かんだので、そのイメージでいけるのかを判断するために、平日の夜にちゃちゃっと作ってみました。
余っていた板を砂糖ケースの上に置いて、バランスゲームのように調味料を積んでいったもの。
オリーブオイルを持ち上げると棚が崩壊するという手抜き工事です。
こんな雑なプロトタイプですが、以下のようなことがわかりました。
- 蛇口の取っ手周りには空間が必要。狭いとレバーをひねりづらい。
- 棚の奥行きは9cmで十分。ただ、今持っている砂糖ケースは数センチはみ出る。
- 醤油などの容器を出し入れしやすくするには、モノの高さ+3cmくらいの高さが必要。
- シンクの掃除をしやすくするために、最下段には物を置かない方が良い。
こんな事に気づくことができました。いくら頭で考えたって、紙の上に書き出したって分からないことはある。
「ひとまず試しにやってみる」っていうのは大事です。
設計図はラクガキレベルでいい
- iPad Proで写真を撮る。
- 写真の色を薄くする。
- 枠組みを書きこむ。
- 長さを測って書き込む。
- 必要な部品に分ける。(画像内下の図)
- 1x4材(ワンバイフォー)からの切り出し方を考える。
という流れで設計図を作りました。
ちなみに写真内の白い部分は調理後に出ていた洗い物たちです。(落書きで隠す術をおぼえました!)
こちらが木材カットをしてもらうためのカット図。これを持って土曜の朝にホームセンターへGO!
- 4本のワンバイフォー材から部品を切り出します。
- ホームセンターのお兄さんに渡すと1カット40円くらいで切ってくれます。
- 今回は5カットなので作業代金は200円くらい。
端材部分も必要なので全てお持ち帰りしました。
こちらが持ち帰ってきた木材。これだけの木材が1000円以下なんて思っているよりも安いですよね。
仮組みをしよう
しっかり組み上げてから、サイズが大きくて入らないことが判明すると悲しい...。なのであらかじめ置いてみてサイズを確認してみます。
柱となる二本のサイズをチェックしました。
ぴったりに作ったので、固定するための専用の機器も不要です!
※ 実はここでミスをしていました。短い方の柱は本来は画面奥に取り付けるのですが「手前側で合ってたらはまるだろ」って思ってました。けれど、シンクと上の棚は水平ではなくて1cmほど斜めになっていたため、後で入らず調整する事に...。家って完全に水平である事はほとんどないので、ちゃんと設置場所で計測しましょう。
レーザー距離計がめちゃめちゃ便利です!ピッピのピッで測ることができます。
それぞれの棚の高さは実際に物を配置してみて決めることに。
シンクの上に物は置かない予定ですが、高さを測るために一時的にガラスの空き箱を置いています。
この最下段の高さが低すぎると調理も掃除もしづらくなってしまいます。僕は炊飯器の釜がギリギリ入る高さにしておきました。
今は積み木のように積んでいるだけの状態です。醤油ボトルのキャップ部分で上の棚板を支えるという凄ワザ!
蛇口操作に問題が無いかも再確認しておきました!
このようにそれぞれの高さを決定できましたー!
棚の高さが決まらないとFの板の長さも決まらなかったため、これをカットします。
自作の工具を使って2分くらいで綺麗にカット完了!
↑薄い刃ののこぎり「ダボ切りノコ」がDIYには使いやすいです!
↓自作の切断ガイドなんて作るの面倒なら最初からセットのものがよいです。僕もほしい。
塗装をしよう
部屋の片隅で塗装作業。
白いシート、ブルーじゃないブルーシートで壁とカーテンをカバーしています。
元々の色か、白色か、茶色か迷ったけど、
- 汚れが目立たなさそう
- 既存のキッチンが茶色
という理由で茶色にすることに。
手触りの良さは不要なので表面のやすりがけは行いませんでした。(木材の色そのままで良い場合は茶色塗装は不要で、直接ウレタンニスを塗ってオッケーです)
染み込む前に伸ばすのを意識しながら塗っていきます。
左は塗る前、中は塗りかけ、右は塗ったあと。
途中からビニール手袋をしておきました!
全て2度塗り。1時間ほどで塗り終わりました。
その後数時間放置して乾かしたら...
つや消しウレタンニスを塗っていきます。
- 先ほどの塗料はステインという色付け用なので、そのままだと色移りする。
- 水周りに設置する、調味料で板が汚れることが予想されるという理由で防水加工は必須。
- 艶消しだと、ニスを塗った後のテカテカが抑えられる。
ニス8割、水2割の割合になるようにキッチンスケールで重さを測って薄めました。塗りやすい粘度になります。
こちらも「木材に染み込む前に薄く広げる」のを意識しましょう。
一度塗ったら1時間乾かして、二度塗りしました。防水加工はだいじ!
土曜日の作業はこれで完了です。翌朝まで放置して乾かしましょう。次回は組み立て作業をして完成です!