
暗闇で不気味に光る工場。街並みの美しい夜景とは違う魅力がそこにはあります。
ということで、横浜みなとみらいの工場夜景クルーズに行ってきました!

- 80分で3000円と意外と安い。
- 普段とは異なる世界を見られて楽しい 。かっこいい!
- クルーズというより見学ツアー。船自体に豪華さはないよ。
かなり満足度の高かったクルーズでした!!!夜景好きなら一度は行ったほうがいいやつです。おすすめです。
工場夜景クルーズってこんな内容

僕たちが参加してきた「京浜工場夜景とみなとみらいクルーズ」の概要は以下のとおりです。
- 基本的に土日祝の17時,18時,19時の3運行。
- 横浜にある山下公園横から出航。(中華街近くの赤い靴像がある海辺の公園です)
- 約80分で山下公園に戻ってくる。
- 往復で20kmほどをクルージングする。
- 大人3,000円、子供2,000円
- 飲食物の持ち込みOK
- ガイドさんが同乗して、マイクで解説してくれます。工場に詳しくなくても教えてくれる。

できれば公式サイトから事前予約をしておきましょう!
クレジットカードでも、当日窓口支払いもできます。ちなみに僕は3連休の参加でしたが、前日の夜でも申し込めました。
「飲食持ち込みOK!」...だけど、僕が行ったときは皆さん飲み物を持っている程度でした。夜の海は暗いですし、揺れますし、さすがに崎陽軒のシュウマイ弁当とか持ってガツガツ食べている人はいなかった。
夜景好きにはたまらない!

ということで、ここからは当日の様子をお伝えします!
夕方ごろに横浜についた僕たちは、中華街でおやつを食べてから乗り場へ向かうことにしました。事前予約をしておいたので安心。

向かったのはちょうど日の入り時刻の16時ごろ。
乗り場は山下公園にある氷川丸の右側にあります。

窓口で予約画面を見せて、チケットを受け取っていざ乗船しましょう。

わくわく!

「でーーーん!こちらが今回のクルーザー」
...いや違う。

「こっちです」

「えっ?小さいって?工場夜景を見に行くだけのクルージングだからこんなものですよ」
※ 1人1万円くらいからディナー付きのクルーズコースを選択すれば、右の大きな船で海を楽しむことができます。(工場夜景は行けなかった気がしますが)
あくまで工場夜景がメインであって、船は単なる移動手段なので。

右の船は見なかったことにして、こっちに乗り込みましょう!

中はこんな感じ。早いもの順で席を選べるので、時間に余裕を持って乗り場に辿り着くようにしましょうね。ちなみにライフジャケットとブランケットを貸してくれました。

時間ギリギリに来てしまった僕たちは船の真ん中の席に...。うむむ少々見づらい。
(後半で気づいたのですが、実は船の先頭部分はオープン席になっています。そっちにも自由に移動して良いのでそっちがおすすめ!ただし、真冬だったのでかなり寒かったです。ダウンを着て手袋つけて防寒はしっかりして行きましょう!)
上の写真みたいに実際は手元が見づらいくらい真っ暗な船内です。

ミラーレスで撮って、編集で無理やり明るくしたのがこちら。ノイズのりまくっているけど、どんな様子かは伝わるかと...!
いよいよ出港です

「出港〜!」
この先、夜景の写真がしばらく続きます!

船内の様子。ライフジャケット着用必須。
真ん中で立っているのがガイドさんです。
芸人やMCとして働いている方がガイドしてくれるのでとっても上手。観光地でよくある録音されたナレーションに比べて臨場感があったとても良いですね!

「夕焼けのみなとみらい。綺麗だね!」
あっ、ちなみにですね。船の乗り心地はどうかといいますと...あまり良くはありません。
- 船のエンジンの振動がお尻に伝わってくる感じです。
- ボボボボボボボという音もかなり聞こえます。
乗り物酔いしやすい方は、事前に酔い止め飲んでおいたほうが良いかもしれません。
ディナークルーズじゃありませんから、工場夜景を見に行くクルーズですから...!船自体に期待はしていません。はいっ!

すぐに見えるのは大黒ふ頭にある高速道路。ぐわんぐわん入り組んでいて美しい。

横浜ベイブリッジ。以前はこの橋を歩いて渡ることができたんだとか。


だんだんと暗闇に浮かぶ工場が見えてきます。

それにしても、波によって大きく動く船内から暗い夜景を撮るのって難しいですね。

マニュアルフォーカスの高倍率ズームレンズを持っていったんですが、手ブレがひどすぎて使えませんでした。
普段使っている適度なオートフォーカスのレンズ(SIGMA 30mm F1.4)を使っています。30mmで撮って、編集時に一部分を切り抜いています。ブログに載せる画像サイズなら切り抜いてもなんの問題もない。

見える建物についてガイドさんが説明して言ってくれるんですが、多すぎてほとんど覚えていません。笑

暗い画像が続くので、ご覧になっているスマホやPCの画面を明るくしてもらえると綺麗に楽しめると思います。

同じ工場相手に何度もシャッターを切ってベストショットがあることを祈りながら撮影しました。

人の気配が無いのに煌々と輝いている工場はなんとも言えない雰囲気がでていますね。

こちらでロウソクみたいに写っているのは「フレアスタック」というもの。煙突の上から炎がボーボーしています。写真では伝わらないですが、巨大建造物から炎がでているのがすごかった。

製油所などでは余剰ガスが発生するので、これを燃やすことによって無害化しているんだとか。
天気や工場稼働状況やタイミングによって、炎のサイズが変わるそうです。

進んでも進んでも、すぐに次の工場が見えてくる。


いやぁーなんだこの建造物。静かに建っているのが不気味さ増していますね。


暗いところでも鉄骨のシルエット。

パイナップルが描かれた建物。ガイドさんお気に入りだそうです。

冬だと空気が冷えているから、工場からの煙がはっきりと見えますね。

建物だけじゃなくて、黒い海に緑の照明が反射している様子だって楽しめます。


ゲームの世界で見たことある超巨大なクレーン。すんごい!

もう何を撮っても絵になりますね。キンキンに冷えていく指先でシャッターを切った甲斐があったなぁ。

玉ボケみたいな写真。手前の柱にフォーカス当てただけだからメインのない失敗写真だけどね。

後ろに薄っすらと見えるクレーン。何の動物の形でしょうか?
名探偵コナンの映画のエンディング映像で出てきたらしいこのクレーンは通称「イグアナクレーン」と呼ばれているそうです。たしかに短足胴長だし「ダックスフントクレーン」とかよりもイグアナの方がゴツさあってぴったりですね!

山積みになってるのは石炭...だったかな?

船による波もすごい。結構スピードでてました。


「あーもうこれかんぜんにSFだ。きんみらいのたたかいだ!」
流れていく煙(恐らく水蒸気)最高です。
船の前方がいいよ!

中盤に差し掛かったころ、僕は気づきました。

「あれ...なんかあっちにも人いるじゃん!」
乗船時間ギリギリに来た僕たちは説明をあまり聞いていなかったので知らなかったのですが、船の前方には屋根のないスペースがあり、自由に移動してよかったのです。

ってことで、移動!
目視だとこの画像くらい真っ暗です。

柵はありますが、スマホやカメラが落ちないように気をつけよう。



↑これはちょっと失敗。ブレちゃいました。



工場クルーズのルートでは、沖に出ることはなかったのでスマホの電波は常にキャッチしていましたよ。


そして出発地点近くに戻ってきました。
工場もいいけど、この高速道路とベイブリッジの風景も好き。

みなとみらいの観覧車が見えてきました。



別の観光船とすれ違い。

こっちはたぶんディナークルーズの船。



This is Yokohama!

みなとみらいを過ぎて、山下公園の方に戻ってきました。
というわけでクルーズは終了!

桟橋。

顔がこわばるくらい寒かったけれど、ダウンジャケットのフードかぶりながら夜景を楽しめました!


乗り場においてあったヒーター。超強力で温まる〜!

気になったので調べてみました。
「静岡製機 赤外線ヒーター バルシックス VAL6 KBS」というもので、なんと13万円!重量40kg!内部で灯油を霧にして、燃やした熱をブワーッって出しているみたい。ほしい。
まとめ「ぜひ一度行ってみてください!」

ずっと前から気になっていた工場夜景に行けてよかったー!
- 乗船時間より余裕を持って行く。
- 船先頭のスペースが景色良くておすすめ!
- できればちゃんとしたカメラを持っていくと良い。
もし横浜を訪れて「中華街と買い物だけだと飽きるなー」ってなったときには、カメラを持って寒さ対策をして行ってみてください。

以上「横浜 京浜工場夜景とみなとみらいクルーズに参加してみた!」というお話でした。


