使い捨てカイロじゃないカイロって知っていますか?
ダウンやコートを着ても体の芯から凍りそうな冬の日。これがあるだけでめちゃめちゃ温かい。年末年始に旅行に行ったり、神社やテーマパークに行ったりと、長時間外に居る日に持っていきましょう。
初めてハクキンカイロを使ったことのは高校生の頃でした。たしか近所のホームセンターのレジ横で見つけて見た目に惚れて衝動買いしたんだよなぁ。
緊張すると腹痛になりやすかった僕は、「入試のときには神社のお守りよりも、バファリンとハクキンカイロを!」と言っていたくらい大事な受験アイテムでした。紐をつけて首から下げておくと、お腹がぽっかぽかなんですよねー。全然暖房が効かないような試験会場でもへっちゃらでした。
あれから10年...今回は久しぶりに買い直したハクキンカイロについて紹介します。
ハクキンカイロって何よ?
ピカピカに光っているのがハクキンカイロ。これを付属のフリースケースに入れて持ち運びます。
- ハクキンカイロにZippoオイルを少々入れる
- ハクキンカイロの先端を火でちょいと炙る
- しばらくすると金属部分は手で触れられないほどの暖かさ。(しかもそれが一日中持続する!)
という、街中で配っているような使い捨てカイロではありえないくらいのパワーとスタミナを持っているカイロなのです。(公式には使い捨てカイロの13倍の熱量があるとのこと。すんごい)
途中で火が出てくるので怖いイメージですが、ハクキンカイロ自体が燃えているわけではありません。なのでポケットから発火するなんて事もないし、オイルが漏れてくることもありません。安心して使うことができます。
ハクキンカイロの歴史は古くて1923年に生まれてからもうすぐ100年目。ちなみに1923年はウォルト・ディズニーカンパニーが設立された年でもあります。白黒ミッキーが出てくる蒸気船ウィリーの公開が1928年...話がズレてきたので戻しましょう。
ハクキンカイロとZippoオイルを買った
このセットで買っておけば間違いなし!おばあちゃんちのタンスから出てきたようなレトロなパッケージ。でもよく見るとグッドデザイン賞のロゴが載ってますね。
これがフリースの携帯袋。何かしらの袋に入れないと本体が熱すぎて持ち運べません。そのくらい温まります。
口はマジックテープ。首からかけるように自前の紐をつけられる部品も取り付けられています。
こちらが本体。かっこいい!
角のちゅるんってした形が気持ちいいんですよね。
あと説明書と、オイルを注入するための漏斗が入っています。
大きさはiPhoneより小さいくらい。ポッケに入れられます。
フタの通気孔が孔雀。
シャキンーっと蓋を外します。
ここがハクキン(白金)の触媒部分。
オイルを入れて、この部分に直火を当てることで化学反応を起こすことで、熱が発生するですね。僕は化学が苦手なのでよくわからないですが、オイル(ベンジン)と空気中の酸素が、プラチナを触媒として、水蒸気と二酸化炭素に変化する時に発生する熱...らしい。
火で炙るときにはライターやチャッカマンなどがベスト。非公式だけど慣れれば弱火にしたガスコンロの火でもできます。
ハクキンカイロ純正のベンゼンよりもZippoオイルの方が良い。使うときの匂いが弱いのでおすすめです。気になる香りはガソリンとか灯油というより、油性ペンのペン先みたいななのが薄っすらします。
夜までちゃんと温かい
朝家を出る時にセットしておけば家に帰ってくるまでちゃんと温かい!
適当な紐をつけて、下着の上、上着の中に入れておくとポカポカです。
寒空の下で行列に並ぶ必要がある初詣とか、ディズニーランドとか、寒い教室とかに持っていきましょう。
ちなみにこの日は朝8時にハクキンカイロにオイルを入れたのですが、深夜0時30分でもまだまだ温かい(むしろ本体は熱い)ままでした。
まとめ「寒さが苦手なら、これがあると心強い」
「カイロってすぐ冷めて、ただの砂袋になるんだよねー」って思っている人にはぜひ試してみて欲しい。
100年近く形も仕組みも変わっていないハクキンカイロだけど、見た目もカッコイイ。性能も間違いない。いまだに売れているってすごいですよね!他にも僕が知らないだけで、古くからあるスゴいものってたくさんあるのかもしれません。
以上「ハクキンカイロは熱々なので真冬におすすめ!」というお話でした。
↓僕が高校生の頃はこれを持っていました。オイルを入れる小さいじょうろみたいな部品が公式ハクキンカイロと異なるだけで性能的には違いはありません。(おそらくハクキンカイロのOEM品)ZIPPOのロゴがカッコイイぜ!っていうメリットを求めているならこちらがおすすめ。