ものものブログ

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買ってよかったもの、毎日の生活の向上、デジタルガジェットについて、たくさんの写真で紹介するブログです。

【レンタル電動キックボードを公道で7km乗ってきた!】これは普及しないだろうなというレポート

海外ニュースでたまに話題になる電動キックボード。

変わったもの好きとしては乗ってみたい。でも購入するほどの余裕は無い...って思っていたけど、それ乗れます。電動キックボードが公道で乗れます!千葉県幕張で実証実験を行っているらしく、レンタルして乗車できることを知ったので一人ライドしてきました。

ちなみに電動キックボード自体はAmazonでも2~3万円で購入できるものもあります。かなり安い。シンプルな作りなだけあって電動自転車より安い。これなら買っちゃおう...と思いきや、買ったそのままでは私有地とか(許可されている一部の)公園でしか乗ることができません。

公道で走る場合は原付バイクとほぼ同等の扱いになるようです。

  • ヘルメット
  • ナンバープレート
  • バックミラー
  • フロントライト
  • テールランプ
  • 軽自動車税
  • 自賠責保険
  • 免許証

おぅ...色々と面倒だし維持費もかかる。原付きバイクと違って自宅に駐車場がなくてもいいのがメリットでしょうか。これじゃあ個人購入にはハードルが高すぎますね。

ちょっと試してみたいというニーズに答えてくれるのが、今回のレンタルキックボードなのです。

OsmoPocket + iPadでの編集で3分の動画を作ってみました。映像中でもコメントしていますが、デメリットがかなり多めでした。楽しいけどね。

(これを買った人たちはどこで乗っているんだろうか...いろいろグレーな気がする)

幕張で見つけた電動キックボード

さて、ここからは幕張での様子をお伝えしていきますね!

千葉県の幕張へ遊びに行ったとき、駅前のレンタル自転車に乗ろうと向かうとその向かいには何やら見慣れない乗り物が...。

なんじゃこれー!と思いながら一人無表情で近づいて見てみると...レンタル電動キックボードだー!ニュースでは目にしたことあったけど実物初めて見た。

WIND-KICKBOARDっていう親会社がドイツのキックボードらしい。

ニュースによると幕張では2019年8月から実証実験が開始されていて

電動キックボードの車両保安基準等の緩和に向け、走行に係る安全性の検証、課題抽出及び利用ニーズの把握やビジネスモデルの検証等を目的とした実証実験を実施しています。

千葉市公式HP

という目的らしいです。こういう取り組み良いですね。

電動キックボードに乗ることができるワクワク感でいっぱいだけど一旦落ち着こう。

まずはスマホで情報収集。どうやらアプリを入れてユーザー登録をしたら使い始められるらしい。実証実験ということで駐車場は数カ所のみ&移動可能範囲は幕張駅周辺のみなので、ちょっとした買い物や観光やアクティビティとして使う程度みたい。

後述しますが、使用料金が高めなので実際のところ買い物や観光には向いていません。少なくとも現時点では純粋に「電動キックボードに乗ってみたいー!」っていう人用の乗り物なんだと思います。

  • 利用可能なのは9時〜18時(暗い時間は危ないから使えないのかもしれない)
  • ロック解除に100円+1分25円(たとえば1分乗ったら125円、10分だと350円)
  • 1時間パスだと850円
  • 1日パスだと2000円
  • QRコードをカメラで写してロック解除する

あと、乗車可能エリア外にでると罰金2500円とか、指定駐車場以外に停めて利用終了しちゃうと罰金とかとか。

最初に「チャージしてくれYO」って表示されるけど、どうせ今回一回しか乗らないし、クーポンとか使うのでスキップでOKだと思います。

いよいよ乗ってみるぞ!!

手元よし!

ミラーよし!

利用規約とか条件とか注意点を読み込んで、電動キックボードに付属しているヘルメットをかぶっていよいよ出発です!

うぉぉぉおー!ビュイーンってうごく!

楽しィィー!!!スイスイ進むぅー!

ブレーキとアクセルは手元の小さいボタンで行います。

安全のため、停止している状態ではアクセルボタンを押し込んでも反応しないようになっています。最初に足でふた蹴りして、少しだけキックボードに勢いをつけてからアクセルを押すとその後は電動で進んでいきます。

足元はこんな感じ。靴と比べるとボードの幅が結構狭いのがわかると思います。白線の幅くらいですね。

なので両足は前後に開く感じになります。

正直、乗り心地は悪かった

電動キックボードは原付き扱いなので車道の左側を走ります。これが結構怖い。

初めての電動キックボードを楽しみながら走ること10分。集中して運転しているうちに、段々と冷静になってデメリットが見えてきました。

幕張の駅周辺は交通量が多いのです。端っこを控えめに走っていくわけですが、車の運転手から見ても電動キックボードが走っているのは目障りだろうなぁー。とはいえ、市が導入実験しているものなので地元民の理解はあるはず...!(きっとあるよね)

都内の車道でちんたら走っていたらドライバーをイライラさせちゃいそう。そもそも都内で電動キックボードを乗るのはかなり怖い。

海外だと歩道をスイスイ走っていくイメージですし、やっぱりこれは歩道向けの乗り物なんだろうなと思いました。まぁ自転車だって本来は車道を走ろうってなってるけど例外的に歩道も走れるんだし、電動キックボードも歩道を走れるように法律が変わってくれればなぁ。

足の先にOsmoPocketを取り付けて撮ってみた。

こんな感じに端っこのギリギリを走っていっています。車が少なくても車道の端っこを走らないといけない。排水溝の蓋に乗るときとか小石とか小さな段差でもダイレクトに衝撃が来るので、ガタガタボコボコ足が疲れる。転倒しないように常に気を張っておかないといけません。慣れの問題かもしれないけど。

ハンドルの幅が50cmほどとかなり小さいので、ちょっとした段差でも左右にブレやすいです。しっかり握っていなきゃいけないのです。片手だとグワングワンしてたぶんコケます。今回乗った電動キックボードには方向指示器がついていないので「手信号でやってちょ」って説明書きがあったけどかなり難易度高い。

ここらで3分休憩。もちろん休憩している間にも1分25円が加算されていきます。もしもスーパーに10分寄ったらそれだけでプラス250円。駐車時間の料金でハーゲンダッツ買えるじゃないか。

気がついたら50分間も乗ってた

幕張駅周辺エリアをぐるーっと周って海浜幕張駅に戻ってきました。

距離的には7kmくらい。顔も冷えたし足も痛いけど、初めての電動キックボードはなんだかんだ楽しかった!

ライドを終了するにはスマホのアプリから「ライド終了」をタップします。で、ちゃんと駐輪場に返却したことを示す写真を撮影送信したら返却が完了。

気になるお値段は50分で1300円でした。おーーー結構高いなぁ。

まぁ上の画像にあるように、会員登録した時点でロック解除券(100円相当)がもらえたり、『WIND キックボード クーポン』でGoogle検索するとどなたかの紹介用コードを使って1度だけ500円割引にすることができます。

割引後でも支払いは800円。うーん...やっぱり日常生活の足として使うには高いぞ。自分の他にこの電動キックボードに乗っている人を見かけなかったのも納得。

...と、ここで(東京都内はサービス範囲外みたいだけど)サブスク広告が出てきました。月額1万円で電動キックボードを借りられるそうです。なるほど。自動車税も不要なら毎日使って1万円ならアリかなぁ。どうかなぁー。10万円の電動自動車を買うのが現実的かもなぁー。

まとめ「電動自転車レンタルのほうが圧倒的に便利で安い」

電動キックボードって先進的って感じで憧れますよね。ワクワクしますよね!

でも実際に乗ってみて「法律が変わらない限り、日本では普及しないだろうな」と分かりました。

  • 車道を走るのが怖い。タダでさえ左右にブレやすいのに、交通量の多い道路の端っこの排水溝蓋の上を走っていくのは難しい。空き缶とか小石を踏んでバランス崩したときに車道側に倒れたら後続の車に轢かれる危険性もあります。やっぱりこれは歩道を移動する乗り物なんだと思う。
  • 値段が高い。レンタルとはいえ、1時間乗っただけで1300円って高すぎる。こんなのでスーパーに行ったら交通費めちゃめちゃかかりますよ。
  • 乗っているのに疲れる。立ちっぱなしの移動だし、道路の凹凸を感じるので足が痛くなる。あと腕も緊張感をもってしっかりハンドルを握ることになるので気分的にも疲れます。カゴもないのでリュックを背負っていくしかない。
  • スピードが遅い。たぶん最大時速が30kmに制限されています。原付き扱いですから。時速30kmだと自動車にガンガン追い抜いていかれるし、正直自転車で立ちこぎしたほうが早く移動できます。
  • 駐輪スポットが少なすぎる。実証実験とはいえ2つの駅前でしか止められないだなんて...。

うーむ。電動キックボードが流行る時代は遠そうです。(いや、来ないかも)

せめて(電動自転車の延長として)ヘルメット無しで歩道を走行することができるようになってほしい...と思ったけれど、そのへんの大学生が酔っぱらいながらこれに乗っていて、歩道の後ろから近寄ってきたらぶつかられそうで怖い。ハンドルが小さいから運転自体も不安定になりがちだし、ブレーキも自転車のほうが効きが良いきがしました。キックボードで急ブレーキ可能にしたら乗っている人ごと前に倒れる気がするから、じわじわブレーキが限界なのかもしれない。

つまり、やっぱり歩道での電動キックボードは危険だからNGですね。

ちなみにちなみに、海浜幕張駅周辺にはレンタル電動自転車スポットが山ほどあります!

ドドドーン!駅前も公園もスーパーの近くにも専用駐輪場。

15分70円・12時間1000円で借りられるので、圧倒的に電動自動車が便利。カゴもついているし、サドルに座ったままでいいし、歩道を走ることもできる。歩道橋についている急な坂道だって、ペダルの足を軽く回す程度で登っていくこともできる。

電動自動車を借りれば、休日に混雑しがちなバスを避けて海浜幕張駅からイオンモールへ移動することもできます。最高ですね!

 

ということで「電動キックボードに乗ってみたい。試してみたい!」という物好きな人は是非とも乗ってみてください。料金は高いし疲れる...けれど新鮮で楽しい体験ができます。これはアトラクションなのです。

それ以外の人は電動自転車を借りましょう。安くて免許も不要で楽ちん。知らない街のサイクリングって楽しいですよね。

以上、電動キックボードに乗ったら普及しない未来が見えたお話でした。

 

(数ヶ月の電動キックボードレンタル価格で電動自転車買えるんじゃん)

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