理想のメイクスペースってどんなものなんだろう。
僕は普通の成人男性なので、お化粧についてはよくわかりません。頬にチークを入れることもなければ、アイラインを引くことも無い。化粧水でさえ使わない。とまぁ、かなり疎い僕なのですが、僕の奥さんが毎朝こたつテーブルの上に小さな鏡を出して、やりづらそうにお化粧をこなしている様子を見ていて思いました。
「さすがにそれはやりづらそうだね。よし、いっちょ何か作ってみるよ!」
ということで、今回は僕がドレッサーを作ったときの記録です。
限られたスペースに置くことができて、整理整頓がしやすくて拡張性のあるものを、安い木材とダイソー商品を組み合わせて3000円くらいの予算で作っています。
お望みはこんなドレッサーですか?
設計図がこちら↑
化粧をする定常作業ついてはよくわからない。なので『ドレッサー』で画像検索をして、そを参考に作ることにしました。いわゆるドレッサーというよりは、収納箱+ドレッサー機能の家具なのです。
- 収納ボックスをいくつも入れられるようになっている
- ドライヤーの置き場所が確保されている
- 収納したときにゴチャゴチャ感が少ない
というのを意識して設計してみました。
あと、ホームセンターで売っている1枚の板からうまい具合に部品を切り出すことができるようなサイズにするよう意識しました。でかい板2枚から切り出すとなると倍の値段かかっちゃうじゃないですか、ぴったり1枚に収めたかった!
この切り出し用設計図をA4用紙に印刷して、ホームセンターに持っていって、板を選んでカット依頼しました。
すると、こんな状態で持ち帰ることができます。
木材をキャリーカートに乗せて電車で移動して自宅まで持ってこられるのでマイカーが無くても大丈夫。軽トラ借りて往復する必要もありません。これくらい気軽にDIYできるならじゃんじゃん作っていきたい!
厚さは12mmの板を選びました。種類は何だったかな?コンパネとかそんなんだったと思うけど、実はこれは2年前に作ったやつだからあんまり覚えてないです。
180 x 90cmで1200円くらい、めっちゃ安い。カット代入れても1500円くらい。表面はザラッとしているけど安い。テーブルみたいに素手で長時間触れるものではないからこういうコスパ重視の板でよいでしょう。化粧品による汚れも、カスタマイズしていくときのネジ穴も何でも来いです。DIYは完成後にも色々いじっていけるのがメリットですよね!
ドレッサーを組み立てよう
まずはカット済みの板を立てかけてみて、設計に問題がなかったかを確認しておきます。
ちゃんと収納ボックスも入るね!
ん?この部品はミスったみたいだ...。設計ミスです。仕方がないから後で自力でカットすることにしよう。こういう事がしばしばあるので、のこぎりをひとつ持っておくべし。
まずは外側の部品をコの字に組み上げます。
使うのはビスとドリルビットと電動ドライバー。
コピー用紙を持ってきて、どの位置にネジを打つかの目印を残しておきます。4箇所ともこのコピー用紙を載せることで、いちいち計測しなくても同じ位置にネジを打つことができます。
ヴィーン
できた!『コ』
次に内側の棚板も固定していきます。(あ!我が家の🐑が写り込んでるー)
ビスを打ったときに板が割れないように下穴をあけまして...
ビスで固定します。
良い良い。
こんなかんじになりました。
つづきまして、裏面の板も固定しました。
ホームセンターで加工してもらったことだけあってきれいに90度。設計の時点で間違いがなければこうやってスムーズに組み立てていくことができます。めちゃ楽しいよ。
単純だからこそ組み立てやすい。
さて、問題の部品に取り掛かります。
今となってはなんでこんなに長い部品になっちゃったか覚えていませんが、とにかく処理するしか無い。
お気に入りのダボ用ノコで切断作業を行います。
ガリガリ...ガリガリ...
結構疲れる...。(このあとジグソー工具を購入しました。現在ならこんなカットは1分で終えられます電動工具はすごいのです)
10分くらいかけて作業完了。頑張った!割とまっすぐで上手にできたのでは。
ぴったり収まりました!
コード用穴を作る
左端にはドライヤー用のコンセントを通すための穴を開けておきます。
一度側面の板を外します。(組み立てる前にやっておけばよかったなぁ)
ガリガリ。こんな程度ならあっという間。
完了!
底面も同じく完了!
もう一度側面の板をビスで固定してできあがり!
こんな感じに箱の外からコンセントを持ってくることができます!
安い板でも木材は木材。そのへんのカラーボックスに比べると高級感溢れていますね!うん、たぶん...高級に...みえないかな?
蓋をつけよう
ホームセンターで丁番を買ってきました。
このフタ部品をくっつけていきます。
とは言っても単純にネジ打つだけなのですぐできます。
これで開閉はできるようになった!でもこのままだと開いたフタがバタンと後ろに倒れてしまう。どうにかしよう。
こうしよう。フタが倒れないようにする部品、タスキステーを取り付けることにしました。
こんな感じの金具です。使うの初めてで上手に取り付けられるかドキドキ。
限界まで開いたときにフタをどの角度に固定したいかを考えてから、マスキングテープで金具を仮固定します。
あとはビスで固定するだけ。
これで後ろに倒れることはなくなりました!いい感じですね!
コロコロキャスターを取り付けよう
小さなキャスターをダイソーで買ってきました。ドレッサーをどけて掃除をする時のために、動かせるようにしておくべしなのです。
できた!めちゃ簡単。
ひっくり返す。これで箱自体は完成しました。まぁこのまま使い始めても良いんですけどせっかくなのでもうひと手間かけましょう。
鏡を取り付けよう
これもダイソーでゲットしてきました。大きめの鏡。
出っ張っているフック部分と三脚部品を切り取ります。
強力な両面テープで貼り付けることに...
オー!良い。
これはいい!...と思いきや、数日後に両面テープの粘着力が弱まって、鏡が取れてしまいました。結局プラスチック部分をすべて剥ぎ取って鏡だけの状態にして、接着剤で蓋の裏側に貼り付けました。接着剤なら鏡が剥がれなくなりました。よかったー!
ついに収納するぞ
もともと家にあった収納ケースに加えて、数個のボックスをダイソーで追加購入してきました。
無印良品のパクリっぽいやつね。
これも...
ぴったり収まります!うわぁーシンデレラフィットだ。かっわいい!(この箱を入れるように設計しているので入って当然なんですけどね)
ということで、ひとまず完成です!
ドライヤーも入れてみましょう。
上段も下段もかなりの収納力!
使うときにはボックスごと引き出します。あとは奥さんの整理整頓力に頼るのみ。
蓋を閉じるとこうなります。
角がめっちゃ尖っているので、小さなお子さんがいる家庭では危険ですね。コケて頭ぶつけたら刺さりそうです。泣いちゃいます。気になる場合は角にヤスリをかけて丸めておくと安心だと思います。
いったんこれで完成!僕の奥さんへ納品しました。
「うぁわー!すごい!ありがと♪」
とお褒めの言葉を頂いて、めでたしめでたし。
...と思いきや、数日間使ってもらうと、フタに持ち手が無いから開けづらいという欠点が見つかったので、後日改善することにしました。
つづく!