年中リビングに置いておいても許される扇風機が欲しいと思って、去年購入した無印良品のDC扇風機。一年間使ってみてわかったメリデメについて書いてみようと思います!
扇風機は夏に使うもの?いえいえ実は冬にも使えます。年末の特番を見ながらぬくぬくしようと暖房をつけていても暖かい空気は天井側に行ってしまうので、床付近はひんやりとした冷気がたまりがち。そんなときには天井に向かって扇風機を当てることで部屋の中の空気をぐるぐるとかき混ぜる。暖房の温度を1℃上げるよりも、扇風機で風を回したほうが体感暖かくなるし、電気代も節約できます。
我が家の無印扇風機は、夏も冬もずーっとリビングの真ん中に置きっぱなしにしていました。このデザインだからこそ冬に見ても夏っぽくないのです。
- 部屋の空気を混ぜる目的のものをサーキュレーター
- 人に当てて涼むためのものを扇風機
一般的にはそういう区分けらしい。サーキュレーターは真っ直ぐな風を遠くまで当てられるのに対して、扇風機は近くの広範囲にびゅわんと風を当てることができるんだとか。
さて、ここからはメリット・デメリットについてです!
無印良品DC扇風機のメリット
兎にも角にも、デザインが素晴らしい!
みんながこの無印の扇風機を購入する大きなワケは、間違いなくこのデザインに惹かれたからでしょう。
あぁー...!!!ただただ、シンプルに美しい。卵の殻のようなマッタリとした質感がたまらんぞ。
これだけシンプルなデザインなんだから、他社製のでも似たようなのが売られていると思いきや、探してみると意外と少ないのです。
例えば一万円以下の扇風機といえば↓こんなやつがほとんどです。
「なんだこれダサいー!」っていうほどではないけれど、どこかチープさがあるというか、今っぽくないというか...。まず無駄な装飾が多いんですよね。デコボコしていたり所々の黒い部品が目立っていたり。モノクロでシンプルにまとめようとしているのは感じられるんだけど、本体にテカリがあっていかにもプラスチッキー。
リビングに年中置いて毎日眺めることになると思うと、そこまで気にいるデザインじゃない。
ちなみにAmazonで売れている3000円の扇風機はこれです↓。「安くて風も出て最高だわ!」というレビューもあって、白一色でシンプルに見えるけれど...。
こんな目立つところにロゴ入れないでほしい。
ボタン類はつや消しにしてほしいし、型番をここに記載してほしくない。もっとこう、モダンなかんじにしてほしい...!モノクロなトーンでまとめられてはいるんだけれど。
...と、僕は思うのですが、「安いし、ちゃんと風が出るし、わかりやすいボタンだわ。デザインもいいじゃない」って感じるお客さんももちろんいる。この扇風機が全くダメと言いたいわけではないのです。でもリビングに置くのなら、目にするたびにニヤけるような、もっと愛が溢れ出すような扇風機が良いのだ。
「いかにも夏っぽくない」 というのは、この羽根グリル(何て呼ぶんだろう)の素材がつや消しであるか印象が大きく変わってきます。
無印のやつはマットなつや消しプラスチック。
チープな扇風機は昔ながらの金属網タイプが多くて冬には合わないなーと。サーキュレーターではなく、いかにも扇風機って感じじゃないですか。ほら、こんなやつね。
↑全面の素材だけじゃなくて、羽が透明なのも夏っぽさなのかもしれませんね。
デザイン以外のメリットは首が上下左右に回せるところです。
部屋の空気をかき混ぜるという点では便利。真上に向けた状態にすることで天井の空気をかき混ぜられるし、より扇風機感が消え去るのでとっても気に入っています。
扇風機がついていても、ファンの音がほぼ聞こえないくらい静か。さすがDC扇風機。
(あと「DC扇風機はAC扇風機に比べて電気代が安い!」とか言われるけど、そもそも扇風機の値段が高いので電気代の値段差なんてほぼ無意味です)
ショボい持ちて部品をつけることなく、移動させるためのことも考えられていて素晴らしいです。どの角度から見ても美しくて大好き。
無印良品DC扇風機のデメリット
一年間使ってみて、いくつかのデメリットにも気が付きました。致命的ではないし、このデメリット以上に、このデザインと質感気に入っているので後悔はありません。
でももし、無印良品のDC扇風機を買おうか迷っている方がいるのならば、購入前に知った上で決めたほうが良いと思います。
さて、最大の欠点ですが「上下の角度調整が面倒」だということでした。
我が家の使い方では一日に何度も上下の角度を変えるわけではありませんが、それでもイラつく時があるのです。例えばこんなかんじ。
- リビングのイスに座ったときに、風を顔付近に当てたい
- テレビ前のソファーに座ったときに、風を体に当てたい
- 天井の方向に風を向けたい
...という時に、扇風機の上下方向を変えたいんですけど、扇風機を手で持ってカチカチと上下に変えられないんです。
下方向に向けたいときは、本体についている上下首振りボタンを押すか、リモコンで上下首振りボタンを押します。すると扇風機が上か下方向にゆっくりじわっと向きを変えるので、好みの角度になるまで待ってから、再度首振りボタンを押して首振りを止める必要がある。この無駄な待ち時間というのが面倒。安い扇風機なら手で角度を変えられて一瞬なんですけどね。
ちなみに左右の首振りは手で扇風機を掴んで簡単に変更できるし、リモコンを使えば左方向/右方向に角度を変えられるので無駄に待つこともありません。上下も変えられるボタンがあればこのイライラも無かったのになー。
2つ目は「風力が控えめだった」です。
これはぜひ無印良品の売り場に行って試してみてほしいのですが、風量Maxにしてもあまり強くありません。扇風機の真ん前なら涼しいですけど、数m離れると結構弱い。昔ながらの扇風機のブワァァァっていう風量はありません。
真夏は「クーラー+この扇風機」という合せ技でないと厳しいです。そういう意味だと扇風機というよりサーキュレーター的な使い方が適しているのだと思います。
3つ目は「ホコリが気になることもなくもない」
白色の家電だから仕方がないけれど、近くで見てみるとやーっぱりホコリが積もっているのが分かるのです。椅子から見る分には目立ないので気にしなければいいのですけど、気になる人は気になるかも。ティッシュで拭き取ればすぐ取れますが。
開封時の様子 ドンッ!
購入当時に写真を撮っていたけど記事にしていなかったのでザザーーーっと紹介です。
2019年版なのでMJ-EFDC2。2020年版はMJ-EFDC3担っています。
見た目上はほぼ変化ないけど値下がりしていてお得になっている様子。
片付けるときに困らないようにと、ダンボールの内部に収納方法が記載されていました。こういう優しさ好き。
中間の棒を外した状態にすると、背の低い扇風機としても使えます。
ボタン類は絶妙に出っ張っていてすごくいい。
ただ、足元にあるので基本的に足でポチってやってます。お行儀悪いけどね。「これって足で押していいんだよね?」って奥さんと認識を合わせておきました。
てか、自然な動作だとこの位置にあれば足でやるよね。ボタン同士の感覚も適度に取られていて足でも誤操作しづらいのです。たぶん設計段階で足ポチ操作が考慮されているのだと思います。うん、きっとそうだ!だから足操作しても許される。そうだそうだー!
アイコンのシンプル可愛さも、控えめな日本語フォントもめっちゃ気持ちいい。
表面はマットな質感で高級感が溢れています。(3万円超えの扇風機なだけはあるぞ)
リモコンは右側に内蔵できるようになっています。
ぴょこ
これを使ってもいいけれど、我が家ではSONYの学習リモコンに登録しておいてテレビと同じリモコンで扇風機も操作できるようにしています。↓めちゃ便利だよ!
まとめ「デザイン100点、機能性90点」
首の上下が面倒、強風が出ない、という2つの欠点はあるけれど、それをカバーできるほどの魅力が無印良品DC扇風機にはあります。
どこに置いてもどんな部屋でも溶け込む美しい佇まい。つや消しの質感、隅々まで無駄な主張がないデザイン。この見た目だからこそ、年中リビングに出しっぱなしにできるのだ。
「この無印デザインに惚れて買ったのだから些細な欠点は許せちゃうよね!」それが一年間使ってみた僕の感想でした!
無印もバルミューダでも、格安扇風機でも、自分が気に入るものをしっかりと選ぶことが大切ですね。
おしまい
無印廉価版とも言われるシロカの扇風機。ただ僕が購入検討していたときは故障レビューが目立っていたのでやめておきました。
無印のライバル、バルミューダの扇風機。これもデザイン素晴らしい。でもボタン位置的に足での操作はできないね 笑