僕は小さい頃から書くことが苦手でした。授業で書かされた作文なんて辛い想い出です。
(文章の書き方なんて教えてもらったかなぁ。)
このブログを始めて書く機会が増えたけど、今もブログ書いていてもたまに手が止まってしまうことがあります。
書きたいけど書けないモヤモヤ...。
そんな時にAmazonで検索してみて見つけた本がこちら。
ちなみに僕はAmazonでの評価が良かったのでこの本を選びました。
表紙のイラストと色が気に入ったのもありますけどね。第一印象って大事。
本を読んで自分なりに意識が変わったので、備忘録代わりに簡単なまとめと感想を残しておきます。
本を読んで実践したいこと
「なんで?どーして?教えて教えて!」に答えながら文章を作っていく。
僕がこの本を読んで一番心に残ったのはこれでした。
「文章が書けない!」
という今の悩みを解決するには、自問自答すること。
これまではいかに端的に結論を述べるかという、理系らしい考えで育ってきました。
けれど、事実を淡々と文章を書いているうちに手が止まってしまうことがしばしば。
「今日はラーメン屋に行きました。あっさりしたスープが美味しかったです。」
みたいな。PTAの時の小学生か!ってくらい中身が無い。
そんな時には
- なんでそうしたの?
- どうしてそうしたの?
- どうだったの?
- なんでそれを話題にしたの?
って自分自身に「なぜなぜ攻撃」をすることでどんどん文量が増えていきます。
小説のようなかっこいい言い回しなんてできなくても今はいいんです。
5H1Wに沿って書く。
よくある5H1Wです。
この中のWhy部分が「なぜなぜ攻撃」にあたるところですね。
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(誰が)
- What(何を)
- Why(なぜ)したのか
- How(どのように)
例えば
「ラーメン屋に行ってきました。」
をこれに沿って拡張してみます。
<いつ、どこの>を追加。
昨日の深夜、一人で、新宿駅前のラーメン屋に行ってきました。
<どのように>を追加。
昨日の深夜、一人で電車に乗って、新宿駅前のラーメン屋に行ってきました。
<なぜ、どうして>を追加。
まてまて、「なぜ」にも色々ありそうです。
- なぜラーメン屋に行ったのか。
- なぜ新宿なのか。
- なぜ深夜なのか。
- なぜ一人でなのか。
- ラーメンの味はどうだったのか。
- 店構えは?混み具合は?
以上の「なぜ」に答える形で追記すると、、
「昨日の深夜、テレビを見ていたらラーメン特集がやっていて突然食べたくなった。
友人も寝てしまっているため一人で電車に乗って新宿へ向かうことにした。
駅前の古くからあるラーメン屋に入った。
深夜だと言うのに店内は人で溢れていた。
さっぱりとした塩ラーメンは移動で冷え切った体を芯から暖めてくれた。
札幌で食べたあの味のようで、大学生の頃を思い出した。」
言い回しや文末は整理する必要はあるけど、最初の文よりも情景が思い浮かびますよね。
これでもまだ「なぜなぜ攻撃」で突っ込めそうですよー!
- どんなテレビ番組見てたの?
- 他の客層はどんなかんじなの?
- 塩ラーメンの具材は?
- 札幌の味ってどんな味?
- なんで大学の頃 札幌にいたの?
もっと長文にする事もできますね。
ラーメンの話ばかりしておなかが空いてきたので写真でも貼っておきますね。謎
自分が体験したことを人に伝えるためには、客観的に状況を説明する必要がある。
「電車の窓から綺麗な海が見えました。」
この1文でも自分自身が経験したことだったらその時を思い出すことができます。
けど、その話を聞いただけの人からしたらそれぞれの「電車の窓」や「綺麗な海」を想像してしまう。
自分の経験を正しく伝えるにはそこを深掘って言葉にする必要があるようです。
「夏に鎌倉に一人旅をしてきました。少し空いている昼過ぎの江ノ電。住宅街を通りトンネルを抜けた瞬間に真っ青な海が見えました。砂浜では散歩中の犬や...略」
これだけで聞き手の頭に浮かぶ映像が変わってきます。
そして文量も増えます。
まだまだ、どのくらい青いのか、香りはあったのか。天気は?などなど無限に広げられそう。
同じ言葉を繰り返さない。
「深夜に突然ラーメンが食べたいと思って、有名なラーメン屋を調べて、電車でそのラーメン屋に向かった。空腹で食べたラーメンの味はこれまで食べたどのラーメンよりも美味しかった。」
明らかにくどい。ここまでひどくなることは無いと思うけど気をつける。
と思ったけどありました...。確か大学の卒論のときにやけに長い単語を繰り返し使うことで文字数を稼いでいた記憶が蘇ってきました。
「深夜に突然ラーメンが食べたいと思って、有名店を調べて電車で向かった。空腹で食べたその味はこれまで食べたどのラーメンよりも美味しかった。」
ちょっと省略できました。文字数が多けりゃ良いってもんじゃないのだ。
自分には知ってて当然の用語に注意
専門用語や難解な言葉には注意です。
自分では分かっていても読み手に伝わらないのなら意味がないのです。
「新メニューのラーメンは世界中のイノベーターが飛びつくような味だった。
一口食べればかの有名なジョセフノーマンでさえ感動するだろう。」
イノベーターってなんすか?
ジョセフノーマンって誰やねん!
「その業界」では知られている言葉であっても知らない人には全く伝わらない。
専門性の高い用語の場合は言い換えるか説明を加えたほうがいい。
数や量は具体的に
「ラーメン大盛りにしたら量がすごかったです。」
これもよくあるような文です。
「麺の量が通常の3倍の900gもあって、器からこぼれそうだった。」
こう書かれているだけで、どばぁ〜ってなってる映像が頭に浮かびます。
まとめ・感想
ブログを書いていて文が進まなくなっちゃった時には、こんな風に考えて見直してみると手が動き出します。
「ブログ独特の語り方」もあると思うので、これをベースに緩さを出していったらいいと思う。
毎日意識していればきっと向上していくはずなので頑張ります。
もっと詳しく知りたい場合や、文章を書く手が止まって困っている場合には役立ちますのでぜひ本屋で立ち読みでもしてみてください。