「足で操作するカメラリモコン」の作成もいよいよ最後!!!
今回までの流れはこちらです。
レーザーカッターで部品を作ろう
(ダンボールでサイズ感を確認しただけだけの)プロトタイプから、ちゃんとした形にするための部品を作っていきます。
iPad Proで描いた設計図がこちら。
うまい具合に部品を切り出せなかった場合に備えてプランAも考えておきました。(普通プランBが予備プランですけどね...!)
Inkscapeでsvgデータを作ったのがこんな感じ。これをできるだけ隙間ができないように並び替えたものを実際にレーザーカッターに送ります。
他の部品を作った残りから切り出し!
ウィーンウィーンウィーンウィーン...
今回は新たなチャレンジとしてこんな構造の部品を作ってみました。
細かな線を入れておいて...
周りを囲うように切り取ります。これがどうなるのかは後のお楽しみ!
ボタン部分の切り出し。
作業時間30分ほどでこうなりました!(右側が今回の部品)
ほぼ無駄のない切り抜きができました!ビューティフォー。
あとは組み立てるだけ!
自宅に帰ってきて、これらの部品を組み上げます。
設計がちゃんとできていれば何事も無く組み立てができるはずですね...!どきどき!
メインの板に開けた穴からはタクトスイッチがちょうど出るようにしました。前回、先に基盤部分を作っていたのでそれに合わせてデータを作ります。なんとかぴったり入って良かったー。
そしてメインとなるこの部品は...
細かな切れ目を入れておいたおかげで、木材なのにぐにゃっと曲がるのです。「カーフベンディング」という技術。精密なレーザーカッターのおかげでいとも簡単に作ることができるんですね。
速乾木工用ボンドで左右の枠をくっつけてました。
大雑把に基盤部分もボンドで...!
高さを出すために端材の上に基盤を乗せて貼り付けました。
完全に乾くまで一日放置。
ボタンもプラスチックだと味気がないので木材を貼って加工。
足の指で押すので多少大きめが良いかなと考えて500円玉サイズにしました。
いよいよコイツを貼り付けましょう!!
ボンドをベタッと塗ったら...
思い切って乗せます!
マスキングテープで固定して朝まで放置。わくわく。
足踏みリモコンが完成!
できましたーーー!!!!!
いい感じに斜めになっていて、足で踏みやすいです。
右がフォーカス、左がシャッターボタン。
足を乗せるとこんな感じ。
若干ボタンの木が大きめだった気もしますが、問題なく動作するので良しとしましょう!
ケーブルも2mくらいあって十分に長いので、机の上にカメラを設置して床でリモコン操作が可能!
まとめ「良いところ悪いところ」
良いところ
- 「両手を入れて写真を撮りたい!」という目的を果たせるデバイスを作ることができた。
- USBコネクタを使っているのでさらなる延長も可能。
- 安く作れた。
- 適度な手間で楽しめた。
次回に活かす点
- もうちょっと足にフィットしたほうが使いやすそう。
- レーザーカッターで木材に加工しまくると、しばらくは焦げの臭いが結構する。
- ちゃんと作るなら、これをアクリル板で作れば綺麗に仕上がりそう。(ただし材料費は+1000円くらいかかる)
という振り返りでした。アクリルで作るにしても、一度ダンボールや木材で作ってみて様子を見てからのほうが良さそうですね。アクリル高いので。
なにはともあれ。
こんな感じの写真を...
テーブルの上に三脚立てて、足元にリモコンを置いて撮影することが出来るようになりました!
以上、3回に分けて公開した「足で操作できるカメラリモコンを作ってみた!」企画でした。