日常生活には「些細な面倒」でありふれていて、大抵の場合はそれが面倒であるということに気づくことなく行なっています。
...そう例えば「ドリップコーヒーを作るときにお湯を注ぐ」という作業のこと。
ちょろちょろー。
コーヒー粉にお湯が染みて、カップに落ちていくのを待つ。
そしてまた、ちょろちょろー。
待つ。ちょろちょろー。
...これがドリップコーヒーを作る楽しみであり、優雅なひとときの演出なのかもしれません。
でもそれが、一刻を争う平日の朝なら...?
「コーヒーは飲みたい!」
だけど、コーヒーカップの前でチョロチョロ注ぐ時間がもったいない!そう感じたときにどうするか。
- コーヒーを諦める。
- 課題解決するため、週末に取り組んでみる。
僕は後者です!
さーて、お気軽開発の始まり始まり!
その課題、108円で解決しよう!
用意するのはこちらです。
ダイソーで買ってきたプラスチック製の食器です。たぶん子供用の食器。
購入の決め手は...
- 耐熱性があること。(沸騰したてのお湯を入れても大丈夫)
- 底面が平たいこと。
- プラスチック製であること。(加工がしやすい)
- 直径が求めているサイズであること。
この食器をですね...
こうする訳ですよ。
はいっ!完成想像図です。
ここでひとつ既に想定外だったことがありまして、コーヒードリッパーの口径サイズを測っていったのにも関わらず、なぜか直径が小さめの器をセレクトしてしまいました。
確かちょうどいいのが無かったから「これでいいやー!」っていう感じだったと思います。詰めが甘いぞ。
まっ、ギリギリなんとかなるでしょう。
次に使うのは電動ドライバー。
穴を開けたいのですが、細いドリルビットが無かったので適当な釘をセットしてあります。
ウィーン
ウィーンウィーン
このように!
いくつか穴を開けます。穴が大き過ぎたり、沢山開けると後戻りできないので、慎重に。
試しに水を入れてみて様子をみましょう。チョローっと水が落ちてきて良い感じです。
無理やり釘で開けたせいでバリができていました。これがあると水が上手く流れなかったので剃り落とします。
カッターの刃を押し当ててギコギコ。バリは簡単に取れ落ちていきます。
スムーズに流れるようになりました!
容器をしっかり洗って準備は完了。上手くいくかな??
良いアイデアだったのか?結果は...
コーヒーの粉を1.5杯入れます。
カップにセット。
そしたら、さっきのプラスチック器をセット。
※カチッとハマらなく、つついたら倒れる危険性があるので、大人が使いましょう。万が一倒れても安全なキッチンシンクで使いましょう。
ケトルから熱湯を注ぎます。
あらかじめカップに合った水量を計測しておきました。このカップの場合はプラスチック器の満タン1cm下が目安でした。
このまま1分ほど放置するだけ。
忙しい朝はこの間に準備したり、休日ならば朝食の準備を進めることができます。やったね!!
初回である今回は隙間から溢れ出てこないかをチェックしていました、プラスチック容器の穴が大き過ぎて水流が強過ぎたり、容器に注いだお湯の量が多すぎると溢れる可能性があります。
まっ、こんなじっくりと確認するのは初回だけでしょう!
表面張力などのスペシャルパワーの影響で、全てのお湯がはけることはありませんでした。
作りたい量よりこのくらいは多めにお湯を注いでおく必要があるようですね。
ということで、全く問題なくいつも通りのおいしいコーヒーのできあがりです!
粉が溢れることもありませんでした。
めでたしめでたし。
まとめ「やってみることが重要」
「ちょびちょびとお湯を注ぐのが面倒」というすっごく怠惰な悩み。それを解決するために15分考えて、ダイソーまで買いに行き、15分の工作を行いました。
浮かんだのは驚くような解決策じゃない。もしかすると失敗して108円を無駄にしたかもしれない。それでも実際に形にしてみることで、新たな発見や経験となると思っています。
もっとラクをしたい。だから頑張る!
これからもこんな考えで生活して行きたいなぁと改めて感じた工作でした。
【追記】
- 「コーヒーメーカーを購入する」という手もあったけど、邪魔になって捨てちゃった過去があるので、どうにかシンプルに解決したかったため、今回の解決法に至りました。
- 淹れたコーヒーはその場で一口飲んで、後は紙コップに入れて駅までの通勤途中に飲んでいます。冷たい空気の中で飲むコーヒーは格別!
おしまい。