トイレで一番つかうもの。トイレットペーパーホルダーを自作しました!
見た目だけじゃなくて、実用性もなかなか良くなって満足。
木材端材(200円分) + 塩ビパイプ(200円分) + 金具(100円) = 500円でサクッとできあがりました。
設計する
どんな形がいいのかなーってじっくり考えました。
これまでの人生で一番トイレットペーパーに真剣に向き合いました。
楽天とかAmazonとか画像検索で市販品をいろいろと調べてみて、気に入ったやつのいいとこ取りデザインにすることにしました。
どうしよっかなーと思いながら数ヶ月が経過...やっとDIYする気になったので2時間くらいで仕上げました。
やればできる子!
設計に関する知識は全くありませんので自己流の図です。
このサイズを間違えると、部品を作り直すことになり超面倒なので気をつけましょう。
といっても何度か見返して、再確認したにも関わらず大抵の場合どこかに設計ミスがあって後々対応に追われます。
それが素人DIYなのです。
今回、具体的にはこんなことを考えました。
- トイレットペーパーが収まるか。
- 配置予定の場所に収まるか。
- 実用性の面で問題ないか。
例えば「いい感じに仕上がったけど、いざ設置してみたら脚が当たる。」とか設計図だけでは予想できないこともあるので実際にトイレに座りながら、完成後に使っている場面をイメージしました。
材料はこちら
木材端材(だいたい200円分)
ホームセンターでは、90cm×180cm厚さ12mmの板が1000円くらいからで売っています。
木材の質によって千円から数千円まで様々あります。
今回は別の棚を作るために購入してカットしてもらった時の端材を使いました。
コンパネというコンクリートの枠として使われる木材です。
本来は内装用じゃないんですが、安くて割と綺麗な木目だったのでこれにしました。
塩ビパイプ(200円分)
各パーツ50円くらいで売っています。
固定用にとT型のチーズという部品も買っておいたんですが、結局使いませんでした。
セリアで買った金具(100円)
今回一番工夫した材料がこちら!
ワイヤースタンドです。
トイレットペーパーのカット部分として使えそうなものを探していました。
作る形によってはカット部分が無くても良いですが、実用面ではこれがあるとかなり楽なのでぜひ購入しましょう。100円だしね。
サイズは2種類あったんですが、大きい方を選びました。
硬めの金属にマットな塗装が施されています。
百円には見えないクオリティ!
本来はこうやってタブレットとか本を立てかけてディスプレイする用のグッズです。
シンプルなのになぜかおしゃれ。セリアすごいね。
木材のカットと組み立て
ではここからは設計図に従ってサクッと作っていきましょう。
木材そのもので質感が良かったので塗装は行いませんでした。
というか、塗装面倒なのです。
設計図の右側の部分を作ります。
予備のトイレットペーパーを置くための囲い部分の部品を切り出します。
僕は端材から作っているので自力でのカットですが、ホームセンターで購入時にお願いすると1カット数十円でやってもらえます。
まっすぐカットが大変そうならやってもらいましょう!
でもあまりにも細かい部品だと、機械の仕様上カット不可能と言われてしまいます。
いつもの自作カット位置固定マシンを使っています。
これがあれば、ほとんどズレることなくまっすぐカットできます。
自作しなくてもソーガイドと言うものがAmazonで購入できます。
精度的にはソーガイドを使ったほうが正確ですね。
ぱっかーん!
カット距離も短いので1分くらいで切断完了しました。
1部品ごとにサイズがあっているか何度も確かめながら、4つの部品を切り出しました。
ビスを打ち込む前に、念のため仮組みをしてサイズ確かめます。
トイレットペーパーも配置してみました。
うん、想定通りのぴったりサイズ!
さて、ではビスを打っていきます。
ビスを打ちやすいように養生テープで仮固定しました。
12mmの板に4mmくらいのビスを打ち込むので下穴は必須です。
下穴なしでビスを打つと高確率で板が割れます。
きっと作業途中で悲しくなります。
板の端っこや、断面にビスを打つときは面倒でも下穴をあけましょう。
塩ビパイプのカットと組み立て
設計図の左側にあるパイプ部分を作ります。
これがトイレットペーパーを通す軸となります。
パイプ長さが短すぎるとトイレットペーパーが落ちるし、長すぎるとガタつくので慎重にいきます。
慎重に....スッパーン!
30秒でカット完了。
他の部品と組み立てるとこんな感じ。
当初はT型の部品(チーズって言うらしい)を付けてからビスで板に固定しようと思っていたんですが、実際にやってみると異常に大きくなってしまう事がわかったのでT型なしでなんとか固定することにしました。
これじゃでかいですね。バランス悪い。
T型にビスを打って固定しようと思っていたけど、T型無しでもちゃんと固定できるか不安なまま作業を進めます。
パイプに対して斜めにビスを打てるように、下穴を開けます。
イメージ的にはこんな感じ。
2方向から斜めにビスを打つことでパイプと板を固定しました。
ガシッと完成。
実際に使うときには見えない部分なので若干ビスが飛び出ていても良いです。
ビスが天板となる板を貫通しないように気をつけましょう。
塩ビパイプを持って振ってみたけど完全に一体化してました。
たのもしい。
ここまででかなり形になってきました!
トイレットペーパーと塩ビパイプの長さも絶妙でした。
右端の部品との段差があるので、トイレットペーパーをひっぱっていても抜け落ちることがありません。
ちょっと疲れたので、いったん外出してまったり過ごしました。
続きは夕方からやろう。
アイアンで「押さえ部分」を作る
さて、最大のこだわりポイントだった「押さえ部分」を作ります。
これがあると、トイレットペーパーを切る時に押さえることができるので便利です。
使うのはセリアで購入したワイヤースタンド。
3つの部品から出来ています。
今回使うのはこの部分のみ。
ってことでニッパーを使って解体します。
かなり固いので指を挟まないようにしましょう。
テレビ見ながら作業していると、パチっと皮膚を挟んで血豆ができちゃいます。
ニッパーで挟んでグリグリしてある程度傷を付けて...
ポキっと折れました。
もう片方も、とりあえずやや長めにカットしました。
こんな感じ。
長さを決めたら折る位置の目安としてテープを貼っておいて、工具で90度曲げます。
専用の工具がなくてもなんとかなります。
これも曲げるのが結構固い。
左右曲げ終わりました!
金具と板を固定するために、適当な端材を引っ張り出してきました。
さらに適当な長さにカット。
ワイヤースタンドの太さよりちょっとだけ大きめの穴を開けます。
ワイヤースタンドを通したら、いい感じの位置にグルーガンを使って固定して完了。
単純だけどナイスアイデアなのです。
トイレットペーパーを入れてカット具合を確認しました。
うん、いいね!
次は別記事にて、塩ビパイプの塗装と取り付けを行います。