『夏休み』というほどではありませんが、4連休を取るタイミングがありました。
栃木にある妻の実家に2人で帰省するために、何時に岐阜を出発して、何時の新幹線に乗って...といつものように細かなスケジュールを立てました。
でも実はここ最近の世の中のアレの影響を見ていて、直前まで帰るかどうか悩んでいたのです。連休の前日になって「せっかく計画したし、連休も取ったし、気持ちは帰りたい。けれど、客観的に考えると今帰るべきじゃないよねー。波が落ちつた秋頃に帰ることもできるよね。」ということで、急に空っぽの連休を過ごすことになったのです。
せっかくの連休、なにしよう?
僕は常に何かをして過ごしていたい派。有意義に過ごしたいのです!
なんとなくボーっと過ごして連休が終わっちゃうのは悲しいじゃないですか。
何でもいいから久しぶりにものづくりでもして、新たなスキルを手に入れようと思いまして、ぬいぐるみを作ることにしました。
なんだか唐突だけど、思いついちゃたんだから仕方がない(笑)
ミシンでカーブの練習だ
4,5年ぶりに引っ張り出してきたミシンです。2万円代の入門者用。
ぬいぐるみを作るということは、結構なカーブを縫うことになりそうですよね。
まずはミシンに糸を通さずに針だけの状態にして、コピー用紙に書いた赤線に沿ってチクチクと動かしてみることにしました。
何事も事前の練習がだいじだ。
ガッガッガッガッガッガッ
ゆっくりゆーっくりしたスピードで動かしていったら、ほぼ赤線からずれること無く一周できました!
ミシン中の集中力は、FPSのシューティングゲームをしている時と同じくらい。目からビームが出るくらい睨みを効かせています(笑)
別の形にしてチクチク。
急カーブは結構難しい。
次に糸を通してチクチク。
うん、できそうな気がしてきました!
どんなぬいぐるみをつくろうか
特にぬいぐるみを作る目的があるわけではないので迷います。
作業デスクの上に置けるようなサイズがいいかなー。
僕はシンプルな見た目が好きなので、なにかのシルエットに目が付いているだけのデザインにしましょうか。(鼻とか口とか付けると面倒そうだし)
人型?立方体?三角形?妖精?
そして深夜2時。
謎のキャラクターをいくつも描いた結果、作る形を決められました。
材料を手に入れる
はじめての作成ということで、クマ型で作ってみます!
裁縫未経験の僕にもシンプル過ぎず、複雑すぎないちょうどいい難易度だと思います。
まずはやってみて、そこから試行錯誤で改善していけばいいよね。
岐阜駅前にある手芸店で布を買ってきました!
それにしても手芸店の男性比率の少なさはすごいですね。
あの空間に男一人で生地を選んでいる姿は確実に浮いていますね。田舎だとなおさら。
「これがいいかな。でも初めてで失敗する可能性もあるのにちょっと高い。」
「こっちはどうだろう。薄くてペラペラ?」
...と店内を何度も往復して2時間も過ごしました。
結果もこんな感じのタオル生地を4色チョイスしてきました。
優しい手触りが気持ちいいやつです。ふわふわ。
90cm幅を1mあたり1180円。今回はすべて30cmずつ買いました。
目のパーツは6mmと8mmの2種類を買ってきました。
4色の布と目のパーツをあわせて1600円くらいです。
いよいよ初作成
iPadにクマ型を描いて、布を乗せました。
上からペンでなぞって写していきます。
※ 普通の水性ペンでやっちゃっていますがダメです(笑)自然に消えるチャコペンや、水で消えるチャコペンがダイソーに売っているのでそれを使いましょう。僕も次回からはそれ使ってます。
2枚の布を適当に切って、表面が内側になるように重ねます。
今回作るのは表面と裏面2枚でサンドイッチするスタイルのぬいぐるみです。なぜなら工程が少なくて楽しくラクに作り上げられそうだから!
テディベアのような一般的なぬいぐるみはいくつものパーツを縫い合わせて立体化しているようなのです。
最初は簡単なところからスタートするのがだいじだよね。
この本の作り方を参考にしました。
あとは線に沿って縫っていくだけ!
本を読んでミシンの基本知識もうっすら頭に入れてスタートです。
内側を外側にぐるっと引っ張り出すところ(返し口)を確保して4cmくらいは縫わずに開けておきましょう。
コピー用紙で練習した甲斐があって、ほぼずれること無く縫うことができました。
縫った糸を切らないように、余計な布部分を切断します。
切り終わりはこんな感じ。
あっ、右上に写り込んでいる羊は市販されているやつです。めっちゃかわいくて癒やされます。
指が入っているところが返し口。
ここからぐわっと表と裏の面をひっくり返していきます。
腕のひっくり返しにApplePencilが役立った(笑)
ひっくり返せましたー!
おおっ?なんだか思ってたより小さくなっちゃったや。
ひっくり返すとこうなるんですね。一つ学びました。
耳のあたりもなんか変だ。
下手っぴだっていい、ひとまず完成させますよ!!!
別に買ってあった綿をくまの体内に突っ込んでいきます。
返し口が狭いと、綿を押し込まなきゃいけない。腕のあたりはかなり入れづらいですね。
なんとか綿を詰め込んで、返し口を手縫いで閉じました。
『コの字とじ』っていう縫い方をすると、閉じた部分の縫い目が目立たないみたいです。
でもまぁ、タオル生地で表面に毛が立っているので適当にやっても縫い目は目立ちにくいです。そういう意味ではかなり初心者向きですね。
最後に目のパーツを取り付けます。
正直、正しい縫い方がわからないので、なんとなーくぐるぐると付けてやりました。
目の間隔で表情というか、雰囲気が変わってきます。かなり重要な工程ですね。
さーて!出来上がりました。ちょうどiPadとおなじ身長。
クマのようで、宇宙人のようでなんとも愛しい謎のキャラクターに仕上がりました。
やわらかいタオルの手触りは最高です。
緊張感が漂うオンラインミーティングのときには、こいつをにぎにぎして挑もうと思います。
さてさて、1体目はこれにて完了。
水性ペンを使っちゃったり、思ったとおりの形にならなかったりしたので、それらを改善して次回に挑もうと思います。
短期間でガッと取り組むのが僕流のものづくりなのです。