ものものブログ

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買ってよかったもの、毎日の生活の向上、デジタルガジェットについて、たくさんの写真で紹介するブログです。

【はじめてのレーザーカッター体験】ハイテクマシンでトイレのマーク作ってみた

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レーザーカッターってご存知ですか?

それはですね...レーザーでカットすることができるやつです。

とにかく、光を集めてゴーーーってなって、ウィーンガガガってなって、ブワァーってなって、うわぁすごい!ってなるやつです。

仕組みを調べてみたけど、CO2のアシストガスが...照射...パルス...と僕にはちんぷんかんぷんでした。詳しい方はググってみてください。「レーザーカッター 仕組み

理屈はどうであれ、今回はそんなレーザーカッターを使ってみて作ったものの報告をお伝えします。

「昔は工作が好きな子どもだったんだよなぁ〜」という方はぜひ読んでみてください。これぞオトナの工作。

こんなの作りました。

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トイレの案内板。モダンな建物にありそうなデザイン。

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3cmの自転車。テストカットしたもの。

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ダイヤモンド。テストカットしたもの。

初めてなので、カッティングの精度や使い方を学ぶために、小さいものをテストとして作ってみました。

これだけでも案外良い。

レーザー加工機

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普通のプリンターがインクを吹き付けるのに対して、レーザーカッターはレーザーを照射します。その強力なパワーで物を切断したり、彫刻することができるってわけですね!

  • 木材
  • アクリル
  • ガラスや石(彫刻のみ)

などいろんな素材に加工できるので用途がたくさん!

※正確には「レーザー加工機」って言うようです。

今回使用したのは trotecのSpeedy300というやつです。

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オフィスのコピー機並に大きいサイズ。右にある赤いボックス状のもセットでレーザー加工機です。

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中はインクジェットプリンターみたいな感じです。

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動作中の様子...かっこいいいい!!!!!

そして、気になるお値段は...

 

 

 

200~500万円!!!!!

+メンテナンス費などが必要!

 

「ごめん、うちにはそんなお金ないんだ。買えないんだよ......。」

 

 

でも大丈夫、借りられます!

都内だとFabCafeなどの専門店にてレンタルすることができます。その他、秋葉原、日本橋、表参道などにも専門店があります。

レンタル料は10分の作業で1000円ほど。小物を作るのであれば10分に収めることもできます。

初めてで不安でも、機器の設定などを店員さんにサポートしてもらえるので安心ですね!

試し切りをしてみた

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今回作る部品を配置した残りのスペースに、テストカットとしてゴミ箱やら自転車やらを並べてレーザーでカットしてみました。

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くり抜いた部分はピンセットなどで押し込むとポロッと外すことができます。気持ちいい!!

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2cmサイズで、でらめちゃ小さいのに切り抜くことができています。レーザーカッターすごいぞ!

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自転車。

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1mm以下の隙間もちゃんと穴が開いています。機械にしかできないテクニック。夢が広がるワールドドリーム!

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という事で、レーザーカッターの凄さとカットする適切な設定が分かったのでメインのトイレマークを切り出します。

トイレマークを作ってみた

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加工設計図はsvgファイルでつくりました。ベクターデータです。

  • Adobe Illustrator を持っている人はそれを使いましょう。(いいないいな!)
  • 持っていない人はフリーソフトのInkscapeを使いましょう。(使いづらいけどなんとかなる。)

僕はイラレなんてものは購入できないので、無料のInkscapeで作りました。

手順は...

  1. 作りたいもの、出来上がりイメージを考える。
  2. Inkscapeで設計図を作る。ミリ単位でサイズ指定が必要。
  3. svgという拡張子でファイルを書き出す。
    (ここまでが事前準備)
  4. レーザーカッターにつながっているPCに入っているIllustratorで読み込む。
  5. 開いているスペースでテストカット。物質によってレーザーの強さを調節擂る必要があります。
  6. レーザーカッターにデータを送信して作業開始。

という流れです。

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使ったのは東急ハンズで80円で買ったMDFという木材。厚さは2.5mm。

 

ウィーンウィーンウィーン!

 

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「あまりレーザーの光を直視しないでくださいね」

「あっ、はい。(でも気になって見てしまう)」

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数十秒で部品が完成しました!

切断面にレーザーによる焦げ付きが付くのが特徴です。

木材が焼けた匂いが結構するので、持ち帰る用のビニール袋を何枚か持っていくとよいでしょう。

着色&組み立てよう!

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さて、カットした部品を自宅に持って帰ってきました。

無事に部品ができたので着色します。

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家にあったステインを使います。

場合によってはアクリル絵の具とか、ペンキとかでも色を付けることができそうです。木材との相性もあるのでお好きなものでどうぞ。※レーザーで模様を書き込んで着色しておく(彫刻しておく)という手もあります。

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不要な部品で着色テスト。うん、思ったよりいい感じに色が入ったのでこれでいこう。そうしよう!

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ぬりぬりします。

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ぬりぬりしました。

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木工用ボンド。

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貼った時にはみ出ないように薄めに塗りましょう。

この写真のまま貼ったらはみ出ました。はみ出ると超ダサいので本当に薄めに塗るのが良いです。

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人にもボンドを塗って...

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切り抜いた端材の中にはめ込みます。こうすれば貼る時のバランスが崩れません。

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上手いこと貼ることができたらそっと端材を外します。

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やったね!できあがあり。

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クッキーみたいな質感に出来上がりました。

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トイレのドアに貼り付けて無事に作業完了!

「なかなか良いのでは...」と独り言で自画自賛。

まとめ「レーザーカッターすごい!もっと作りたい!」

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ということで、初めてのレーザーカッターでした。木材を美しくカットすることができて感動しますね!

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今回は平面なので簡単に設計できました。今度は複雑なアイテムの制作にも取り組んでみようと思います。