僕に掛けられたAppleの魔法が解けるかもしれない。
15年前、僕が持っていたグリーンのiPod mini。容量は4GBしか無かったけれど、当時の僕には無限に音楽を入れられるように感じていて「Appleってスゲー!」って思っていました。
このiPod miniは高校入学のお祝いとして叔父さんに貰ったもので、これが僕とApple製品の初めての出会いでした。それまではMDとか中華製謎メーカーのMP3プレーヤーしか持っていなかったから、スタイリッシュなApple製品は近未来的で感動的だったなぁ。ホイールを操作したときのクリック音が気持ちいいんだよね。
そういえばMDプレーヤーって専用のイヤホンケーブルの途中に小さなリモコンがついていて、そこに0.8cm x 3cmくらいのモノクロの小さい液晶画面が付いていたんですよね。カタカナの曲名くらいしか表示できなくて...。僕はパナソニックの外付けミニスピーカーが付けられるやつを持っていました懐かしい...!
高校生になってiPodの大きいやつを手に入れてカラー液晶になって、その後大学生になるとiPhone4を手に入れて、ついにはMacBookAirを買って...「もうApple以外は考えられない!」っていうくらいにApple信者になっていきました。
2010年当時はまだガラケーを使っている人が多くて、iPhoneを持っているだけで優越感を感じられましたよね!まだLINEアプリがリリースされる前ですよ。「通話料金不要で通話ができる」っていうスペシャル素晴らしい仕組みが普及し始めた頃でした。
iPhone vs Android
2020年、iPhone4が発売されてから10年が経ちました。iPhoneが出た当時は「日本ではiPhoneなんて売れない」と酷評されていたけれど、今や電車では半数以上がiPhoneをいじっている世の中になった。中学生でさえも何万円もするiPhoneを持っていますし、もうiPhoneを持っていることが普通になりましたね。
最新のiPhoneを発売日に買った友人がいても「へぇー買ったんですねー」というだけ。昔なら「えっ!すごい!最新のiPhoneですか?!見せてくださいー!」ってワクワクしていたんだけどな。
毎年発売される新型iPhoneに対して、以前ほど感動や驚きを感じなくなってしまった僕は、5年ほど前からAndroidユーザーになりました。
iPhoneが出たばかりの2010年ごろは、Androidなんて動作は重くてダサくて「なんでiPhoneにしないの?Androidのメリット何?」というイメージしか無かったけれど、ここ最近のAndroidはすごいです!(ある程度のスペックの)Android端末なら、iPhoneをも超える機能が付いていていたり、動画編集や3Dゲームもサクサク動作します。しかもiPhoneに比べて安い。
僕みたいに自分好みにカスタマイズするのが好きな人にとって、Androidは最高に楽しいデバイスです。画面の端からジェスチャーで操作できるようにしたり、自宅にいる時に特定の人からのLINEが来たときだけマナーモードでも着信音を鳴らしたり。Androidは自由度が高いからこそ楽しい。(一方、シンプルだからこそ迷わず簡単に使えるのはiPhoneだと思います)
ただ『良いAndroid端末』を買うためにはある程度の知識が必要で、よく分からず適当に買っちゃうと失敗するという問題も存在しています。iPhoneは動作が遅くて使えないレベルのものなんて無いけど、Androidはゴミみたいな端末も普通に売られていますからね。
例えば、スマホについてのスペック的な知識があまり無い高校生が居たとして、安さで選んで新品3万円のAndroid端末を買ったとしましょう。3万円でも性能がそこそこ良いAndroid端末もあれば、動作が重くて酷いAndroid端末もある。学校のクラスではほとんどがiPhoneを使ってる。じゃあ動作を比較してみようとなると、そりゃ10万円のiPhoneには負けますよね。で「Androidはやっぱりショボい」みたいなイメージになっちゃうっていう...。Androidでも最新のハイスペック機種は10万円くらいするし、それらはiPhone 11とも戦える(というか勝ってる)ほどのスペックなんですけどね。
逆に、少し知識を付けて工夫して買えば3万円でハイスペックな端末を買うことだってできるっていうメリットもあります。
一応、iPhone 11Proも持っているけれど、全然愛着がわかないんだよなぁ。指紋センサーも無くなったからマスクしてると顔認証通らないし、USB-Cでもないし、ホーム画面のアイコンは相変わらず上部に固定されているし。正直使いづ...という感じに、僕のiPhoneへの愛は、もうずっとずっと昔に冷めてしまっています。
あっ、でももう一回言っておこう、スマホをカスタマイズしない、詳しいことがよく分からないという人にはiPhoneが良いと思います。操作に迷わないようなUIになっていますし。あと、ケースの種類の多さは完全にiPhoneの勝利です。ケースの種類だけはAndroidは一生iPhoneに勝てない。
本当にMacが良いのかねー?
僕の初めての自分のパソコンは、大学に入学したときに両親に買ってもらったDELLのデスクトップPCでした。上の写真左下に写り込んでいるやつ。もう10年以上前だからスペックも分からないけれど14万円くらいだったかな。
これとは別に、大学で支給されたHP製のレンタルノートパソコンも持っていました。性能が低すぎて、頻繁にフリーズしていたし、バッテリーは1年くらいで死んでしまって電源ケーブルを抜いた瞬間に落ちるという酷いものでした。
ノートパソコンへのストレスが溜まって、2009年に買ったのが初めてのMacBookAirでした。わざわざ渋谷のAPpleストアに行って購入して、開封後に店のお兄さんにトラックパッドでの操作を教えてもらったんだよなぁ。大学のノートパソコンとは比較にならないくらい動作はサクサクだし、目にするUI全てがスタイリッシュ!当時Macユーザーも少なかったので大学では優越感もありました。
その後、2013年に買い替えたのも同じくApple製のMacBook Proでした。当時20万円以上もして、それまでの人生で一番高い買い物でした。しかも、2020年現在もそのMacBookProを日常的に使っています。容量は256GBだから頻繁に整理は必要だけどね。
パソコンを買うならMacしかない!
Windowsはダサいし動作も重い、画面も汚い!
Windowsを選ぶ理由なんてどこにあるんだろう。
11年間ずーっとそう思ってた。
...それが先月の「MacBook Proの新型が出る」というニュースがきっかけで、Mac信者だった僕の信仰心に変化が訪れたのです。
今僕が使っている2013年版MacBook Proでもまだまだ現役、ブラウジングもブログの作成も、写真の編集も動きます。でもね、唯一、全然うまく動かないのが動画編集でした。
Adobe PremiereとかDaVinciResolveなどのソフトを入れて、できるだけ快適な動作になるように色々と設定を調整してみたけれど、どうしてもダメだった。画面遷移(トランジション)や色の調整を加えると編集時のプレビューがカクつくのです。こうなると編集作業が全く進まない。無理です。
「7年も前のMacBook Proだからなぁー。Proといってもさすがにキツイのかもね。もうそろそろ買い替え時なのかもしれないね」なんていう思いがあって、何かをきっかけに新たなパソコンに買い換えようと思っていました。
そこに降ってきた「2020新型MacBook Pro」の発表!そうか、新しいのが出るのか。今すぐ買うわけではないけれど、まずは試算してみようじゃないか。
その結果は税込みで33万円...。これでも妥協できるところは節約してこの価格です。
MacBook Airだったら15万円くらいだよね。このMacBook ProはAirの2台以上の値段かー。しかもオプションもかなり割高で、メモリを16GBから32GBに上げるだけで+4万円ですよ。ノートPC用のメモリってこんなに高いの?Macブランド代なの??
30万円超え...今のMacBookProが完全に故障するまで新しいMac購入は無理だよなー。さすがに高すぎるもんなぁ。僕が動画編集を始めるには大きな大きな壁があるんですね。
そんな悲しみに暮れていたとき、ふとWindowsの存在を思い出しました。確かMacって高額な割にコスパは良くなくて、同じ性能ならWindowsの方がリーズナブルだって聞いたことがある。もしかするとiPhoneとAndroidの関係性みたいに、ちゃんと調べてみたら実はWindowsの方が安くてコスパよくて良いんじゃないか?!
よく考えてみると、僕のWindows経験は10年前で止まっているのです。当時のDELLデスクトップPCとか、大学で支給されるようなショボショボノートPCしか使ったこと無かったよ。今のWindowsは知らないだけで、実はイケイケなんじゃない?いや、イケイケであってほしい...!
Android端末がピンキリなのと同じで、Windowsパソコンもピンキリ。3万円のノートPC(安いだけのゴミ?)もあるだろうし、プロゲーマーが使うような超ハイスペックマシンもある。中には4K対応モニターだったり、タッチパネルになっているノートパソコンもある。
これは...一度Windowsへの先入観を捨てて試してみる価値はあるぞ!僕の視界にはMacしか無かったけれど、窓を開けて世界を広げようじゃないですか。
この気持ちは何だろう...。これまで興味の無かった人が突然気になりだすようなこの感じ。もしかすると僕、Windowsのことが好きになるかもしれない。恋するかもしれない。どきどきでわくわく
動画編集できるパソコンをできれば安く欲しい
ここ10年間、僕の視界にはMacBookしか無かった。AirかProかその二択。
完全に忘れていたけど、そもそも世の中にはノートパソコンとデスクトップパソコンがあるんでした。「同価格帯のPC部品なら、ノート用よりもデスクトップ用の方が高性能」なんですよね。ノートPCは小さくて薄い本体にパーツを入れる必要があるし、バッテリーも考慮すると電力を使って性能を上げることも難しい。だからこそ高い部品になりがち。
高いノートパソコンで動画編集するのか、安いデスクトップで動画編集するのか。
(資金がめちゃめちゃあるなら、そりゃ最高級の70万円MacBook Proを買いたいところだけれど)そこまでのお金をかけてまで、本当にノートパソコンで動画編集のような重い作業をする必要があるんだろうか。自宅で快適に作業ができるならデスクトップPCでもいいんじゃないんだろうか。
MacBookProで1TBのSSDを追加しようと思ったら追加で4.4万円かかるのに対して、WindowsデスクトップPCなら1万円くらいで足せる。部品をAmazonで買って差し込むだけ。
おや、WindowsPCはコストパフォーマンス抜群な気がしてきた。「そもそもノートとデスクトップを比較するなよー」と言われるかもしれないけどね。これまで僕はデスクトップを選ぶメリットが全く見えていなかったけど、これは...ありなんじゃないか。
- コスパよくて動画編集も軽くできるデスクトップPC
- 持ち運びしやすくて、割と安くて、そこそこ動くノートPC
この2台持ちが使いやすい気がします!
全ての作業を行えるハイスペックMacBook Proを何十万円も出して買う必要は無いのかもしれないですね。
やっぱりiPhoneとAndroidの関係性にそっくり。
MacBookなら選択肢が少ないし、最低レベルでもそれなりに動作する。だから選択する時の知識がなくても大丈夫!ただ、スペックと値段を比べると割高ではある。iPhoneみたいに。
WindowsPCはとにかく選択肢が多い。パーツの組み合わせを考えると無限大。2万円のノートPCもあるし、40万円のPCもある。「インテルってなんですか?」っていう状態でPCを選ぶと、安さだけに惹かれて動作がもたついて「Windowsダメだ重いししょぼいよー画面汚いしねぇ」ってなることもある。Androidスマホみたいに。知識があればコスパよく、自分の求めている作業に最適なPCを選ぶことができるんだと思う。
ブランド面からみても、今やスタバでMacBookを広げていてもドヤれるわけでもないですし。少なくとも、僕の中ではMacBookのブランドイメージは憧れの存在ではなくて、身近すぎる存在になっています。会社の人みんなMac持ってるし。(ただ、WindowsPCのDELLとかHPとかのブランドがApple以上に格好良いとは思ってませんけれどね)
初めてみなきゃ分からない!
現在の僕は圧倒的に知識不足です。CPUの違いもわからないし、GPUがどれが良いのかも分からない。調べてみれば数値での性能差は分かっても、そもそも自分が求めている性能がどの程度の数値なのかが分からない。自分の基準が全く無いんですよね。
僕の計画はこう。
まずはWindowsデスクトップPCを使ってみる。僕にとって10年ぶりのWindows。それでOSとして自分に合っているのか、Windowsのダサさは許容できるレベルなのか。それともたとえ割高でも、やっぱりMacを選ぶべきなのかを判断してみる。
もしもWindowsOSが不満なく使えるのなら、次に買うノートPCはWindowsノートPCにしてみよう。Macのブランドに縛られず、コスパよく快適なノートPCを探そう。
ということで...!
ででーーーん!デスクトップPCの部品を買ったぞーー!!
やってみよう自作PC。使ってみようWindows。
使ってみた感想などはまた後日報告します!