LANケーブルってタコ足配線ができる...って初めて知りました!しかも安く。
2000円くらいで購入できるスイッチングハブっていうものを使うことで、1本のLANケーブルから複数のLANケーブルに分配することができるんですよ!!!こんなものが一般向けに売ってるんですね。
シンプルな箱に、コンセントをタコ足するみたいに接続するだけなので、何の設定もいらず超簡単でした。
LANケーブルのタコ足がどんなときに役立つのか
上の図のように、Wi-Fiを発しているルーターなんかが家にあると思います。接続したいテレビとかPS4が複数枚のドアや壁の先にあるとWi-Fiの電波が弱かったり、不安定になりますよね。
以前の記事で、我が家ではNURO光に移行してネット速度が素晴らしく向上したっていう報告をしたのですが、どうしても、どうしてもテレビだけは接続が不安定で困っていました。(実際は困るというより、怒るって感じだった)
SONYのBRAVIAを使っているのですが、Wi-Fiに接続できていたかと思うと突然途切れたり、つながっているのにIPアドレスが取得できなくなって通信エラーになったり。そのたびにテレビとルーターの電源を抜けば暫くはつながるけれど、また途切れるようになる...。
スマホやMacはWi-Fiで正常につながっているのに、テレビだけ明らかにおかしい。ついでにnasneも遅い。ローカルIPアドレスを固定にしたり、別のルーターをブリッジモードにしてWi-FIの中継をするようにしたり、ルーター設定を固定化したり、思いつく手段は試し尽くしました。それでも解決せず、最終手段として有線LANでテレビとルーターを繋いだら安定して接続できるようになったというワケです。ちなみに僕の姉の家でもBRAVIAを使っていて同じようにWi-Fiでの接続が途切れる問題が発生していたので、このテレビのWi-Fiが何かおかしいんじゃないかと思っています。
テレビやPS4やnasneなど、持ち運ぶ機器ではなく、動画通信が多い場合はWi-Fiではなく有線LANを使うことにしました。有線でつなぐことでWi-Fiの電波が弱いとかそういうことを気にしなくて良くなるし、Wi-Fiに比べて通信速度もかなり向上します。
さて、元のルーターとそれぞれのデバイスを有線LANでつなごうとすると上の図のように考えるのが普通ですよね。でもルーターからテレビまでがすぐ近くにあるわけではありません。我が家の場合はルーターは廊下にあるのでテレビまでは8mくらいでした。
複数の8mLANケーブルを部屋の中を通すのは流石に大変だ。
そこでスイッチングハブの出番なのです!
緑色のがスイッチングハブ。
元のルーターからリビングのテレビまでは1本の有線LANだけでOKで、スイッチングハブを通して枝分かれさせるのです。これならリビングの壁に沿わせる有線LANケーブルも1本でスッキリ配線できます。
すばらしいスイッチングハブ!
我が家のネット配線はこうなった!
これがNURO光を導入した直後の様子。我が家の光ケーブルはベッドルームの壁からしか入れられないのでルーターはベッドルームに置いていました。
これだとリビングまでは扉を2つ挟むことになるのでWi-Fiは弱くなりやすいです。nasneなんかは有線LANにしか対応していないので、リビングにはブリッジモードにした別のWi-Fiルーターを置いて中継機として使っていました。それでも扉2枚の障害物があることには変わらないので、ベッドルームとリビングルームでは速度はかなり変わってきます。300Mbpsと100Mbpsくらいの差でした。
そこで、元のルーターを廊下に置くことにしました。そのためにベッドルームの壁から廊下まで光ケーブルを延長したというのは以前の記事で紹介していましたね。
元ルーターからリビングまでは扉1枚になったことでWi-Fiでの速度はかなり改善しました!
しかし、テレビ(BRAVIA)ではWi-Fi接続だと頻繁に途切れたりエラーになるので有線でつなぐことに。
最終的にはこの図のようになりました。
「外から入れた光ケーブル→廊下のルーター→有線LANでスイッチングハブ→テレビやPS4やnasne」っていうように、一度もWi-Fiを使わない、全て有線でつなぐルートを作ったことで最高に安定した接続ができるようになったわけです!
これまでnasneからルーターまでの接続が不安定だったのも解消されたので、家中どこでもnasneに撮りためたテレビ番組を見ることができるようになりました。長風呂バンザイ!
ちなみにスマホからルーターはWi-Fi接続なのですが、割と新しい機種であることやスマホが通信に特化したデバイスであるせいか通信状態は良好です。ベッドルームでもリビングでも和室でもWi-Fiは常にMax。
そもそもBRAVIAの性能が良くない疑惑
もともとの、BRAVIAからWi-Fiでルーターに接続した状態では8.83Mbps。しかも頻繁に途切れるしエラーになる。Netflix見てると途中でエラーになって止まってストレス爆発。
スマホでWi-Fiに接続すると200Mbps超えなのに、テレビだけこんな状態でした。
こちらが有線LANで接続した状態。速度は28.0Mbpsとすごく良いとは言えないけれど、NetflixとかYouTubeとかHuluとかを見るのには十分です。何より接続状態が安定して途切れなくなったので効果は合ったと言えるでしょう。
ただですよ、同じく有線LANにつないだPS4で見てみると189.8Mbps出るんですよ!!!明らかにBRAVIAの速度が遅いんですよね。確か2016年製のBRAVIAなので古いからこうなのか、テレビに内蔵されているブラウザの性能が悪いからなのか...。
有線LANにしたことで問題は解決したものの、ちょっとモヤモヤが残る結果となりました。
TP-Link 5ポート スイッチングハブ開封
今回導入したのはTP-Linkというメーカーのスイッチングハブです。TP-Linkは世界的にも有名&シェアの高いメーカーです。個人的には安価なのに高性能の商品が多いイメージで好感度高いです。
パッケージは英語でした。
5箇所刺す場所があるけど、元のルーターからのケーブルをどこに刺しても自動的にうまいことやってくれるので気にしなくてOK。とにかくルーターのLANケーブルと使いたいデバイスへのLANケーブルを刺すだけ。
足シール付き。
壁に引っ掛けるときは足シールはいらないんだけど、とりあえず貼っておきました!
金属製の梨地ケースで質感良いです。僕好みのやーつ!
壁掛けテレビの裏側に設置した!
久しぶりに我が家の壁掛けテレビの裏側を見てみましょう!
よっこいしょと板を外します!
内部はこうなっています。見えているのは2台のnasneとブリッジモードにしてあるルーター(つまりWi-Fi中継機ですね)。
3年前に作ったときの記事はこちら↓
この垂れ下がっているやつがブリッジモードにしていたルーターです。
テレビ→ブリッジモードルーター→Wi-Fi経由→廊下のルーター→インターネット というようにつながっていました。
ホコリが積もっていたのでちょっと掃除しておこっと。
これは廊下にあるNURO光から借りているルーター的なもの。光ケーブルからくる光信号をデジタルに変換して通信できるようにする機能や、ネットワークをルーティングする機能、この機械からWi-Fiを飛ばす機能などが詰め込まれています。
今回は廊下にあるこの機械からリビングルームまでLANケーブルで有線接続します。
↓この薄めLANケーブルを購入しました。15mもあるので壁に沿って配線しても余裕で足りる長さです。しかも1500円くらいでめっちゃ安かった。
壁とカーペットの間にある僅かな隙間に押し込んで配線しました。
複雑な角はちょっと見えるけど許容範囲。
普通の家の場合は以下のようなケーブルカバーをホームセンターで買って壁沿いに貼り付けるか、持ち家の場合は工務店の人に依頼してLANケーブルを壁の中を通してしまうのもありですね。
壁掛けテレビのところまで引っ張ってきました。壁とカーペットの隙間に押し込みながらやっていたから、1時間くらいかかったよ。
電源ケーブルを刺したスイッチングハブです。
廊下のルーターから持ってきたLANケーブルを刺しました。これがインターネットに繋がるケーブルというわけです。
テレビやPS4、2台のnasneのLANケーブルも接続して作業は完了です。今回はギリギリ足りたけど、今後テレビまわりにデバイスが増えることを想定して、余裕を持って8ポートのスイッチングハブにしておけばよかったかなと思っています...。大して値段変わらないですし。
スイッチングハブはビニール紐で適当に引っ掛けておきました!どうせ見えないし、落ちてこなければOKなのだ。
壁掛けテレビの板を取り付けたら作業完了!
まとめ「有線LANが最強」
結果的には、スイッチングハブ2000円、15mLANケーブル1500円だけでテレビ周りの通信環境を大きく改善することができました!
Wi-Fiでやろうと試行錯誤してもどうしてもうまくいかず、頻繁に表示されるネットワークエラーに耐えてきた数ヶ月だったけれど、その答えは有線LANでしたね。いつの日かマイホームを持つときには壁から有線LANをつなげるようにしておこうという学びになりました。
もしも、Wi-Fiでつないだテレビの通信が悪い、でもスマホとかはWi-Fi経由でも快適なのにーっていう方は有線化を検討してみてください!