ポケットの模様を変えられるTシャツを自作しました。ネクタイみたいにその日の気分で付け替えられます!
- 以前思いついていた「付け替え可能ポケット」というアイデアを形にしてみました。
- 市販されているのを見たことがないので、オリジナリティー溢れるアイデアなはず...!
- 実家に帰省した時に暇すぎたので作ってみました。
- アドバイザーは母親です。スペシャルサンクス to マザー。
- いつもより写真写りが悪いのは実家のLED照明が眩しすぎるためです。
目次
設計
「ポケットか取り替えられる」とはこういうことです。
マジックテープで取り外しできるシステムをTシャツ上に構築します。
このように付け替えることができます。
ワッペンみたいなポケット!
以前紹介したユニクロのTシャツを土台にしました。
(気に入ってどんどん追加購入したTシャツ。色違いが6枚あります)
材料はとても安いのです
地元の布屋に行って、ポケットの模様となる生地を選んできました。
店内にある数百種類から選ぶことができます。センスが問われますね!
気になるお値段は...
- パンダ、スイカ、蝶ネクタイはそれぞれ58円
- 絵文字は148円
- 合計333円!(税込み)
絵文字のやつが最も高価な布。なんとアメリカからの輸入品らしいのです。
幅は110cmで、全て10cmだけ買ってきました。布って思ったよりも安いんですよね!それに自分の好きな模様を選ぶのが楽しいです!
家のミシン。よく分からないけど良いやつらしい。
まずは厚紙をカットして型紙を作ります。
このような。ポケットサイズは幅9cm、高さ9.5cmにしました。
Tシャツの加工
いよいよ裁縫をしていきましょう!
まずはTシャツ側にマジックテープのチクチクを縫い付けます。
型紙に合うようにマジックテープをカットして...
貼り付け位置に型紙を当てて周りをチャコペンでメモります。
チャコペンといえば鉛筆っぽいやつを想像していたんですが、巨大なギターピックのようなやつでした。このまま書くことができます。すごいね!
描いた枠に合わせてマジックテープを配置して...
外側、内側をなぞるように縫い付けます。
「縫い付けます」と一言で言ってみましたが、これがなかなか難しい!
ミシンに不慣れな僕は直線に縫うことさえできません。布がずれていってしまうんですよねー。ミリ単位のテクニックが求められます。
師匠(母)のヘルプも活用して、なんとか土台側が完了しました!
ポケット側を作ろう
お次はポケット。まずは型紙より大きめに布を切断します。この時に、表面の模様の位置を意識しながら切り抜く場所を決めましょう。
今回一番感動したのがこちらの「ロックミシン」という装置!
布をロックミシンに挟み込んで進めていくと...
「えっ、えっ、めっちゃ凄い!なにこれ!」
見てください!右側が自動的に切断されていくのです!
切断部分にはミシン糸が掛けられていてほつれにくく、見た目も良くなります。
なんて凄い機械なんだ!
ポケットの口になる部分にはダイナックテープという芯材で補強します。アイロンの熱を加えるとくっつく両面テープみたいなものですね。
置いて...
口を折ってアイロンをかけるだけ!
たのしい...!
つい夢中になって写真を撮り忘れてしまいましたがポケットが出来上がりました!
ポケット裏面にはマジックテープのフワフワが縫い付けられています。
同様にパンダくん模様でも作ります。
2匹のパンダがいい感じに真ん中に来るように考えて場所を決めました。
縫い縫い。
こちらのミシン、足のペダルを前に踏み込むと縫うことができて、後ろに踏み込むと糸を切断できるものでした。作業がサクサク進んですごく快適!(あとは僕の技術力がたりないだけ)
できあがりー!
パンダかわいい。この布お気に入り。
そんなこんなで、ポケットは4種類作りました。
出来上がったもの
でーーーん!
「こういうTシャツ見たことあるある!」
真横から見ると若干厚みがあるように見えますが、許容範囲内でしょう。
上から覗いたところ。
上からだとマジックテープが少し見えちゃいますが問題ないでしょう!
iPhoneも一応入れることができますが、マジックテープなので落下が怖いです。自転車の鍵とかなら全然余裕かな。
模様を変えるときには、こうベリベリと引っ張って...。
外します。
「今日は暑いからスイカにしよー!」
と決意した日には...
位置を合わせながら貼り付けるだけ。
5秒で変身!
今回ネタとして選んだのが絵文字模様。(ネタなのに布代が一番高い 笑)
会社に来ていったら話のネタにできそうですね!ダサかわいい。
やっぱり王道はパンダでした。
端切れで作る小物たち
購入した布は幅110cm、高さ10cm。
Tシャツポケットを作るために必要なのは10cm四方くらいで、4枚の布のほとんどが余ってしまったので適当に作ってみました。
20cmのファスナーを60円で買ってきて、がちゃがちゃと縫います。
はいっ!簡単な小物入れが出来上がりました!
バックパックの中で散らばりやすいケーブルなどを入れられる。
内ポケットも付けておいたので、いつか何かに役立つはず!
さらにさらに、細かく余った端切れは...
袋状にしておきました。
夏場の着替え用Tシャツとか入れられそう...かな!
パンダ生地の一部で作ったのは...
カメラのレンズケース!
ちなみにクローズアップレンズというレンズフィルターです。マクロレンズを買い足さなくても、数センチまで近づいての接写が出来るようになって便利です。
(所持しているカメラレンズの口径に合わせてフィルターサイズを選びましょう。)
まとめ「裁縫の可能性を発見!」
裁縫で小物を作る...と言えば女性なイメージが強いのですが、実際にやってみると実は工作するのとそんなに変わらないのでは?と感じました。
ミシンに全く慣れていない僕にとって、裁縫作業の難易度はかなり高い...けど、楽しめそうです。
「全くできない→ちょっとできる」となった時が一番楽しいですね!
以上、実家で裁縫をしたお話でした。