今回からは、僕の理想のデスクで最も肝心な部分...
- ケーブルを見せない
- でも電源はしっかり取れる
- 手元でいろんなスイッチを切り替えられる
というあたりを作っていきます!
DIYでデスクを作る人はたくさんいるのですが、人によってデスクに置く機材も変わってきますし、どういう配線が理想であるかも変わってきます。
僕は僕に適したような姿をめざすべく「どうやって配線をしたらきれいに見えるのか、どういう仕組にしたら使いやすくなるのか」を考えて試行錯誤して進めていきました!
目次
デスクの奥にケーブル用スペースを
設計時に考えていたように、デスクの奥には配線用のスペースを設けました。
僕のデスクは電子機器用のケーブルまみれになる予定なので、ある程度広いスペースを確保しておかないとケーブルまみれになっちゃうなと。
手始めに、家にあった電源タップを置くことにしました。ネジ穴の位置をマスキングテープにメモしてからネジを打ち込むことで、電源タップがずれないようにできます。
ガッチリ固定できたので、電源タップが落下してしまうことはなさそうです。
順調に進む...と思いきや「MacBookの充電器をこの角度で差し込もうとするとACアダプタ自体もはみ出るし、そこから伸びている電源ケーブルは障子にあたってしまうじゃん」ということが発覚しました。こりゃあかんぞー!
配線スペースにうまく収まるようにするには、立てるようにして電源アダプタを配置するしかなさそうです。
セリアの角材のあまりをこのような位置に固定しまして...
ACアダプタを引き出しに立てかけることで倒れないように、ずれないようにしました。予定外だったけどなんとかなりましたねー!ふぅ
電源タップの配置的にMacの充電器を直に刺せなくなったので、短い延長コードを使いました。今まで「こんな短いケーブルいつ使うんだ?」って思ってたけど使い時ってものがあるんですね。
デスクの上に置くモニターや自作の充電スポットの電源ケーブルも配線していきました。まだまだケーブルは追加されますけども...!
やっぱり配線用スペースを確保しておいて正解でした。もしも「無印の引き出しの奥行き==デスクの奥行き」で作っていたら大量のケーブル配線をデスクの下側で行うことになったかもしれません。
無印良品のボックスを使った充電スポットは超快適なのでおすすめです!
机の裏にスイッチを設置する
ちょっと手を伸ばすだけでモニター接続とか、照明のオン/オフを切り替えられたら便利だと思いませんか?かといって、スイッチ付きの電源タップをデスクの上に置いておくのはナンセンス。ぐちゃぐちゃのケーブルは見せたくないのです。
というわけで、デスクの裏側にスイッチを取り付けてしまうことにしました。
まずはHDMI切替器から!
これは何かというと、デスクの上に置いたモニターに何を映し出すかを切り替える機械です。僕の使い方はこんなかんじ。
- 仕事中はMacBookProの映像を映して業務の効率を上げる
- 仕事後はデスクトップPCの映像を映して写真編集とかをする
普通はその都度ケーブルを付け替えるわけですがHDMIケーブルってがっちり差し込まれていて毎日差し替えるのは面倒なんですよね。
あらかじめHDMI切替器を挟んで置くことで、ケーブルの抜き差し不要でスイッチひとつで切り替えられるのです。あぁ便利!
これをデスクの裏面に固定しましょう。
用意したのは捨てようと思って洗って乾かし済みだったパック。普通においしい牛乳などの牛乳パックで大丈夫です。
まずはHDMI切替器をパックに当てて切り取り線を書き込んでみます。
こんな感じ。出来上がりはコの字のように、_|ー|_ の形になる想定です。
本体から飛び出たボタン部分を切り抜いておきましょう。こういうときにはダイソーのデザインカッターが便利。
くり抜いたけどちょっと小さかったので、一回り大きくカットし直しました。面倒だったら四角形に切ってもいいけどね!
こんなかんじ。ボタンが押せるようになっています。
印字のない牛乳パックの内側が外を向くように折っておきましょう。
コーヒーでいっぷく休憩。
ボタンを押した時にHDMI切替器がずれてしまわないように、両面テープで牛乳パックのケースとくっつけておきます。両面テープのネチャネチャがHDMI切替器につかないようにマスキングテープを先に貼っておきます。
上から両面テープをぺたり!
牛乳パックをぺたり!
あとは取り付けるだけです。
長さ6mmのネジをつかいました。デスクの板の厚みが12mmなので真ん中くらいまでねじ込めますね。ネジじゃなくて両面テープで貼って固定しようとすると、重力に負けて数日後に取れて落下してくる可能性が高いです。小さなネジで良いのでネジを使うのがおすすめ!適当に長いネジを使うと板を貫通しちゃうので注意。
ここは手で締めました。繊細な作業なのですよ。
4本のネジで無事に固定が完了しました。けっこうガッチリついていて、取り付けから3ヶ月以上経過した今でも全然緩んでないし落ちてもいません。 牛乳パックとネジで固定するのはなかなか良いアイデアでしたー!
ついでに牛乳パックでこんな部品をつくりました。
足踏みスイッチも設置!
足踏みスイッチは強力両面テープで貼り付けて、根本は牛乳パック部品で支えるようにしたのですが、翌朝にはペローンと剥がれてしまっていました。強力両面テープといえども、真逆に取り付けるのは無理があるのだね。
結局、足踏みスイッチには無理やり小さなヒートンをねじ込んで、そこに引っ掛ける形でネジを板に取り付けるようにしました。この卵型の形が逆に固定しづらいという...。
一旦スイッチの設置はこれで完了です!
頑張ったけどボツになった案
ケーブルをきれいに配線するためにどうしたらいいのか考えた結果、袋止めクリップを活用したらいいんじゃないかと思いつきました。
完成形はこちら。
- 袋止めの真ん中をくり抜いてケーブルを挟めるようにする。
- 袋止めを開いて、ネジで固定したいところにくっつけておく。
- 袋止めにケーブルを挟んで、閉じればケーブルをキープできる。
- しかも袋止めを開けば必要に応じてすぐにケーブルを取り外せる。
いい案だと思ったのですが...。
結果から言うと、一つの部品を作るのに労力がかかりすぎてやってられません...!これを10個とか20個とか作ろうと思うと6時間くらいかかっちゃいます。
ボツ案になっちゃったんですけど「デスク作成はこういう試行錯誤とか苦労もあるんですよ」というのを伝えたいのでサクッと載っけておきますね。
無印良品で売っている袋止めクリップです。白くてシンプルで良いデザイン。
このままではケーブルを挟めないので削り取る必要があります。
まずは縦に切れ込みを入れて...
カッターで切込みを入れて...(怖い)
少しずつ引きちぎる用にカット。
かなり頑張ってここまで切りました。
複数個続けてやっていると集中力がなくなってしまいそう。カッターを危ない感じで使っているので、刃が滑ってしまうと指をスパッと切る危険性も。
2個作ったところで悟りました「あーこれは無駄な労力だよなー」って。
以上、幻となった袋止めケーブル固定方法でした!
次回はこれを使わずに、もっと効率の良い方法を模索して行き着いたというお話をします。