
工場にある縦横まっすぐ整った配管に美を感じます。工場萌えってやつですね。
そんな美しさのほんの一部でもいいから僕のデスクにも取り入れたい!見えるところだけでも綺麗にしたい!というわけで、今回は配線作業をやってみましょう。
なるべく安く、実用的なケーブル配線の方法を考えた結果、自作したケーブル固定器具やホームセンターで見つけた固定器具を使うことになりました。
目次
こういうのはイマイチだった
昔からケーブル配線に何度かチャレンジしたことがあります。テレビの後ろのビデオケーブルとか壁際のコンセントケーブルとかとか。そんな僕の配線経験から言うと、シリコンでできていて両面テープで固定するタイプのやつはあまり良くありません。ぷにぷにした豆みたいなグッズですね。
テーブルの上から滑り落ちるようなケーブル1本を仮固定しておく程度ならまだ使えるのですが、複数本のガッチリしたケーブルを壁面や机の裏側に固定するのには向いていません。電源ケーブルやHDMIケーブルなどを支えようとすると、両面テープの力では不十分なんですよね。やはり両面テープだと剥がれてきてしまうのが欠点です...。(あと、このシリコンの豆みたいなやつが結構目障りで、好きになれませんでした。机の近くにポチッと張り付いているの変なんだよねー。)
ということで、両面テープで貼り付けるタイプはやめておきます。今回はDIYで作るデスクということもあり、躊躇なくネジで固定していく方針にしました。
配線カバーを細切れにして使う

さて、こちらはダイソーの配線カバーです。以前の記事で壁にケーブルを固定するために使った残りを活用します。

これを2cmくらいのサイズに切っていきましょう。

プラスチックなので切断は難しいかと思ったのですが、ダボ切りのこぎりで簡単に切ることができました。1カットあたり10秒くらいです。

配線カバーを切りやすくするために端材とクランプで治具を作りました。

切断するときに配線カバーがたわまなくなるので、切りやすいのです。

あっという間に大量生産が完了!

この配線カバーには最初から両面テープがついていたので、ひとまず机の裏面に貼ってみました。

そこにケーブルを通して...

カバー側をパチっとはめる!...がしかし

手を離した瞬間に剥がれ落ちました。ですよねー。ヤワな両面テープじゃ支えられないよねー。

そこで、配線カバーパーツに穴を開けました。ここにネジを打ち込んで机に固定するのです。

急遽買ってきたダイソーのネジ。板の厚み以上の長さだと貫通しちゃうので適した長さのものだけ使います。(本当はホームセンターで数ミリのやつを買っておくのが良いですね。僕もこのあとホームセンターに行ったときに小さいネジを買いだめしておきました)

ネジを打ち込みます!

どやーーー!これで落ちることは無いでしょう。(と思いますよね!でもじつは...)


見た目もスッキリ。いいかんじです。

細めのHDMIケーブル2本がぴったり収まりました。
ケーブルの太さには要注意


どう頑張っても配線カバーに収まりきらないHDMIケーブルさん。困ったなー。

調べてみることにしました。配線カバーの内側の幅は5.9mm。

入らなかったHDMIケーブルは7mm。そりゃ入らないわけだ。

一方、入ったHDMIケーブルは5.3mmでした。
このようにケーブルによっては固定できなくなっちゃうのですね。その場合はホームセンターで太めの配線カバーを買ってくるか、ケーブル固定部品(後述)を使うとよいでしょう。

この「配線カバー細切れ方式」のメリットは1個あたりの値段がとても安いことです。100円で1m分の配線カバーだったので、1個2cmあたり2円。ネジ代をいれても5円程度なのです。これだけ安けりゃどんどん取り付けていくことができるぞ。

太HDMIケーブルから細HDMIケーブルに刺し替えて、作業を進めることにしました。

机の裏面はこうなった。

机の奥側に通していくところはまだこれからですね。

...とここでまた課題が見つかりました。
配線カバーを使った固定具だと、ケーブル自体を強めに下に引っ張るとカバー側が外れてしまうんです。

その結果、こんなかんじにぴろーんってなっちゃう。
カバー側が取り外せるからケーブルの移動が楽だろうなーって思っていたのですが、メリットでもありデメリットでもあったようですね。

特に90度曲げているところはケーブルの反発力?が加わるようで、外れやすかったです。地味にストレスなのでどうにかしよう。

まだまだ残りの配線があるので、もうちょいいい方法を探ってみようと思います!

この週末までは、悲惨に散らかった部屋のまま過ごすことになりました。ふふふ
ホームセンターのケーブルサドルが良い!

別の部品を買いにホームセンターを訪れたときに偶然見つけました!
その名はケーブルサドル。正確には「Fケーブル用片サドル」。

これはよさそうー!
Fケーブルは「家の電気系統の配線ケーブル」などのことらしい。そのケーブルを固定するための部品ぽいです。たぶん。あれですね、部屋の壁の裏側とか屋根裏とかについているやつでしょうね。
本来は目にする場所に使用しないので、グレーだし見た目は全然良くないけれど、ケーブルを固定するためのものなのでケーブルが固定しやすいのです。(そりゃそうだ)

HDMIケーブル2本も余裕。

太めの電源ケーブルも余裕でいける!こりゃいいや!!!
餅は餅屋。(こいつの存在を知っていたら自作で配線カバーを切って頑張ることはしなかっただろうなー。何事も知っているかどうかって大事)

こいつの構造的に、ネジで固定してしまえばケーブルが抜け落ちることはありません。
逆に言うと、ケーブルを取り外すには固定しておいたネジを外す必要があります。頻繁に差し替えるケーブルの固定には向いていませんが、ガッチリくっつけちゃいたいときはベストですね。
10個入りで118円、一個あたり12円程度なのでコスパも良いですね。大量に使いたい場合でもケチらずに使えそう。

配線カバーで作った固定具を外すのもあれなので、外れやすい場所にはこのケーブルサドルを使うことにしました。取れてしまわないかの安心感がぜんぜん違う!
その他のケーブルはデスク奥に詰め込む

この垂れ下がったケーブルも整理していきましょう。

デスクの天板を外しまして...

このスペースに配線していきます。

デスク裏に取り付けた切替器から伸びているHDMIケーブルを手前に持ってきます。

あとはズレ落ちないようにケーブルサドルでネジ打ち込んで固定しました。

電源タップもバッチリ固定。抜き差ししてもデスクからケーブルが落っこちてしまうことはありません。いいですね!すごくいい!

次回はMacBookやディスプレイから伸びているケーブルを隠す整理をしていきます!





