まずは初めての空港ベンチ宿泊を体験して離陸するところまでのお話です。
安いツアープランを選んだので、始発では間に合わないくらい早い6時のフライトなんですよね。羽田空港のベンチで一晩過ごすとはどんな感じなんでしょう?眠れるのかな?楽しみ!
職場から羽田空港へ直行だ!
それでは台湾への旅の始まり始まり〜!
いつものように金曜日の仕事が終わったあと、会社から新橋駅へとやってきました。そこから羽田空港へと向かいます。
日付は2019年8月30日、まだまだ暑い夏の時期の旅行です。
格安ツアーなのにしっかり受託手荷物20kgまで含まれているので、今回もスーツケースを持っての旅行です。半分は空っぽだけどお土産を入れるために持ってきました。
もし個人手配で航空券を取って、受託手荷物料金を節約するとなると、ぐっと荷物を減らしていかないとだめそうです。今回はスーツケースがあるのにバックパックが7kgギリギリでした。複数台のカメラ関係が重い...カメラも1台とか絞っていかないとバックパックだけでの旅行は難しいかなぁ。
あっという間に羽田空港に到着しました。
今回の旅計画
この旅行は(僕の奥さんとでも、一人旅でもなく)友人との男二人旅。だからこそのハードなスケジュール。
旅行出発の前週、前前週の土曜日に集まって計画を立てました。
友人は行きたい場所のピックアップ担当。特にマンゴースイーツとかタピオカ屋とか。それを元に、旅慣れている(と言っていいのかな?)僕が時間を計算してプランを立てていきました。
そもそも台湾って何があるのか?メインはどこなのか?というところから調べました。Googleマップ上に行き先候補の星をつけまくります。旅の途中で「この辺で甘いもの食べたいねー」ってなったときにはマップを開いて最寄りの星印から選ぶだけなので、現地での検索時間を短縮することができます。
で、それぞれの日にどのエリアを訪れるのかを決めておくという感じです。いつものように、時間ごとに動きを決めたスケジュールがこちら。
ぴったり時間通りにはいかないけれど、タイムスケジュールを作っておくことで(乗り間違えたり、寄り道したりで)スケジュール遅延が発生したときにリカバリしやすいのです。
さて、では話を旅の様子に戻しましょう!
羽田空港国際線ターミナルを散策
集合時間を決めていたものの、やっぱり友人は遅刻。(時間どおりに到着することが稀なので遅刻されるのも想定内です。どうしていつも遅刻するのか...)
しばらく待たされる事になったので、合流までは羽田空港内を見てまわることにしました。
僕が乗るのは朝の便なのでまだチェックインカウンター表示はありません。
20時20分のチェックインカウンター周辺。チェックイン開始を待っている旅行客でこの階のベンチはほとんど埋まっています。
エスカレーターで上階に上がってみると展望デッキが。
夜風に吹かれながら離着陸する飛行機を眺める人たち、いいですねー。
飛行機っていつ見ても美しい!曲線美!暗闇の中でライトアップされたようでワクワクします。
さて、この展望デッキがあるのは5階なのですが、ここの室内部分にはいくつかベンチがあります。今回の旅では初日の一晩を羽田空港のベンチで過ごすことになるので、眠るのにいい場所を探すのが重要。予めいくつかの候補は調べてきましたが一応見ていくことにしました。
展望デッキへの窓に沿って設置されているベンチ。今は空き空きでいつでも確保できそう!部屋も暗めで良さそう!...と思いきや、大理石のように石でできているので固い固い。ベンチではあるものの床に寝ているのと変わらない。できればここは避けたいな。
もう片方にはベンチが12脚ほど設置してあるけど、20時30分の時点で3席空いているベンチはなく、全部埋まっていました。
照明が暗めだし、人通りも少ないのでベスポジだけど、もう満員。しばらく待っていれば今夜のフライトを待っている人が席から離れて空く可能性もありそうだけど、争奪戦に負けた場合は寝場所を確保できないのでここ諦めることに。
一つ下の階に戻ってきました。江戸をイメージした飲食店が並んでいます。まだ開店中なのでこんな感じですが、深夜は赤いベンチの上で横になって眠る人で溢れるらしい。
いやいや、この赤いベンチの硬いこと硬いこと。団子茶屋にあるように木のベンチに赤い布が掛けられているだけなのでガッチガチに固いです。
近くに黒いベンチもあり、こちらは編み込まれているので若干ギシッとしなります。野営のベッドみたいなかんじ。まだまし。
ここで2階の到着ロビーへ。
今のところ3席続けて空いているところもちらほら。椅子の硬さは病院の診察ベッドみたいなかんじです。クッション性はあるけどベッドとしては固い。でも一番ベッド的。
ちなみに1階の椅子は肘掛けがあるため横にはなれない様子でした。ベンチ調査は以上!
まさかまさかのミニビックカメラも!
ハイテク感溢れる謎の自販機を発見!
パイロットピカチューだ!!集めているわけじゃないけど欲しい...。
ドン・キホーテも入っているので、お気に入りの歯磨き粉を忘れた!とかの多少の忘れ物は揃います。
空港内にはマッサージ屋もありました。(お値段は高め)
夕飯の時間
ここで集合時間に遅れて来た友人と合流。(彼はいつもいつも時間通りに来ない、しかもたいして謝らない。困ったものですね。)
羽田空港で何食べようか?美味しそうな店はたくさんあるけれど、結構高いのです。
その中で一番安かったのはラーメンでした。ちょっと並んだ。
ベンチで寝るぞー!
22時ごろに到着ロビーに来ました。金曜夜、この時点ではまだ3席空いているところもありました。奥側は横になる人が多くて、エスカレーター前は椅子に座って待っている人が多い様子。けど結局深夜にはグダグダになるので恥ずかしがらず横になっちゃうのが正解。
照明は明るいからアイマスクは必要です。また、3分おきくらいで常に到着便のアナウンスが流れているので耳栓が無いと眠れない。
機内で使うためのエア枕とアイマスク。ただ、適当なアイマスクだったので鼻の部分から光が入ってくるんですよね。ちゃんとワイヤーが入っていて鼻にフィットするタイプなおすすめです。
僕は家からタオルケットを持ってきました。スーツケースの1/6くらいが埋まって結構かさばるけど、あるとないとでは睡眠時の快適感が全然違う。安心感半端ない。
ユニクロのステテコ持っていったんだけど、ちょっと下着っぽくて恥ずかしくてここでは普段のズボンで寝ました。見られても恥ずかしくないパジャマを持っていくのが正解でしたね。勉強になった
ベンチの背中部分はものが落ちないようになっているのでスマホなど置いておけます。
23時30分ごろ。見渡してみると横になっている人が多め。
ちなみにスーツケースは鍵をかけてそのまま足元に置いています。(盗難防止にチェーンで椅子にくくりつけても良さそうですが)定期的に警察官が見回っているので多少の防犯効果はありそうです。盗難というよりテロ防止だと思うけど。
周りの人もスーツケースを適当に置いていて、中にはスマホを見ながら眠りに落ちて「私のiPhoneここです!ここにあります!」状態の人も。海外では起きていても盗難に気をつけろって言われるわけですが、日本はなんと平和なことか。
とはいえ、不特定多数の人が行き来するので、スーツケースは一時的に預けるか、小物はすべてスーツケースに突っ込んで鍵をかけておくのが良いですね。
狭いベンチの上で何度か寝返りをして起きながら時刻は午前2時ごろ。
近くにはロシア人の団体が来ていて、カートにもたれかかったり、直接床に寝転がったりとなかなかのカオス。静かだから良いんですけどね。
周りも完全におやすみモードです。こう見ると男女問わず横になって眠っています。
午前3時。ふと見てみると、隣のベンチで横になっていたはずの友人がなぜか座っている。横にはロシア人が2席使って横になっている。どうしてこうなった?
「あんまり眠れなくて(というか、スマホいじってそもそも眠ろうとしていない)しばらく座っていたら、団体が来て場所取られた」らしいです。なんというか、早めに来て席を確保した意味がないじゃん。笑
4時のベンチの様子。空いているベンチはありません。
ついにチェックイン
狭い椅子での寝心地の悪さと、空港アナウンスの音で何度か起こされていたので、起床予定時間より前に目が覚めていました。
22時30分から3時まではアイマスクをして目を閉じていた、眠れたのか眠れてないのかはよく分からない。というかんじです。少なくとも疲れは取れていない気分。まぁ最悪早めにホテルに行って夕方お昼寝しちゃおう。(というのも想定内)
案内板を見てみると乗る便の表示が!
あったあった!これだAチェックインカウンターだ。
しかし4時だというのに、空港は時間感覚がなくなるくらい人が多いですねー!
友人。
パスポートを出すだけで無事にチェックインが完了しました!
いざDepartureへ!
手荷物検査場もめちゃめちゃ空いています。
搭乗ゲート集合時間までは1.5時間ほど。
手荷物検査場を抜けた場所の椅子は激空きでした。もしベンチの確保ができなかった場合はさっさとチェックインしてここに来るのが良いですね。(2時間前からしかチェックインできないけど)
4時30分でも空いている免税店も。
と思ったら、上の1店舗だけ空いていて他は閉まっていました。
奥が暗い。
この時間でもフードコート的な飲食店はやっていて、ラメーンから天丼、カフェまで揃っています。
充電用電源もある!
コーヒーとホットドッグで853円。ちょっと高いのは仕方がないね。
段々と外が明るくなってきます。
「あーついに空港で一泊したんだな」とすでに何か達成感に満たされています。まだ出発前だけど!
朝日が気持ち良い。
ここでもOsmoPocketで撮りためていました。バックパックに取り付けておくと、すぐに撮影開始できるのでおすすめです。
出発ゲート。
あーやっと搭乗開始だ!みんな眠そう。
無事に飛行機に乗り込んだところで、今回の記事ではここまで。
次回は機内から1日目の昼間での様子をお送りします!
つづく