今回は北海道の摩周湖、屈斜路湖近くにあるとあるペンションに泊まった様子をお伝えします。
- ペンションなのにとても綺麗
- 猫が住んでいる
- オーナーのおもてなし力が嬉しい
- 普段とは異なる空気を感じる体験ができる
日常の忙しさを忘れさせてくれるような、そんなペンションを見つけて行ってきました。
ペンション ぽらりす
周りは牧草地。隣の家は400m先!
そんな静かなところにぽらりすはあります。
何もないからこそ、楽しめるものがあるのです。
そう、満天の星空!(晴れればね)
僕たちはチェックイン開始となる16時ごろに到着しました。
外観からわかるように、大きな宿泊施設ではありません。オーナーご夫婦2人できりもりしているとのことでした。
客室は3部屋のみ。
たった3組しか泊まれないからこそ、オーナーに丁寧に接客してもらえます。北海道での生活とか、動物のこととか、カメラの話とか、普通のホテルでは決してできないオーナーとの談話時間も楽しむことができます。
僕はこれまでもいくつかの関東のペンションに泊まったことがあります。それぞれのペンションによって、オーナーの性格がそのまま評価に繋がるんですよね。無口なオーナーとか、ちょっと変わった空気のオーナーとか、接客慣れしている感じとか。
その中でもこちらのペンションのオーナーは一番良かったです。なんというか、カメラの話で盛り上がることもできて僕と空気感が合うというか。なにか僕と似た空気を感じたというか。
さてさて、とりあえずチェックイーン!
気になるお部屋はこんなかんじ。
とりあえず、この一枚で綺麗さがわかりますよね!
ペンションって大抵は長くやっていて壁紙もちょっと古くなっていて、電気のスイッチは昭和っぽいやつだったりするのですが、こちらはどこもかしこも綺麗なのです!
ナチュラルなカフェ風といいますか、どこか無印良品風といいますか。
これだけ白い壁で汚れが無いのすごくありません!?
牛模様のこれ(フットスローって言うらしいです)もかわいい。この一枚があるだけでなんだか心が暖かくなります。
なんと化粧水系まで!
窓際には僕の好みのテーブル。この前DIYで作った在宅勤務デスクに似ていますよね。笑
このペンションは外に出ると星空が見える...という魅力があるのですが、天気が悪い日はどうしようもない。そんなときには室内でプラネタリウムをどうぞ。
と、わざわざプラネタリウムの器械を置いてくれています。おもてなし!
小さな天窓がある作りになっていました。
普通のユニットバスです。
でも、掃除がすごく行き届いていて、蛇口周りもピッカピカでした。
掃除をされるのはオーナーなのか奥様なのか分かりませんが、とてもとても丁寧にされているんでしょうね。
そしてさらに感動したのがこちら。
- ここに来るお客さんは星空を楽しみにしている。
- 今曇っていても天気によっては夜間に少しだけ晴れることもある。
- 晴れたら教えてあげたいけど、寝ちゃってると申し訳ない。
- → メールで知らせるよ!
あーなんというおもてなし心。もうこの時点でペンションのファンになりましたよ!
夕食のお時間です
夕食と朝食はこちらのスペースでいただきます。
3組しか泊まれないので、この広いスペースにMax入っても4テーブルほど。
この日は僕たち二人と、親子連れの1組だけでした。
メニューです。
知り合いの家に遊びに来たような感覚で頂けるご飯です。北海道ならではのものが多くあって嬉しいです!
まずはラーメンサラダとカプレーゼ。
「えっ何?ラーメンサラダって何?」
って思うじゃないですかー。
まさかの説明書付きなのです。
北海道の文化に触れられる食事が楽しいー!
こちらは自家製パン。
オニオンスープ。体が温まりますー!
シンプルなんだけどとても美味しい。
そしてチーズフォンデュ!
野菜もホテテもソーセージも
チーズにダイブ!
なんだろうこの美味しさー。
これまでチーズフォンデュってあんまり好きじゃなかったのですが、こちらのチーズはコクがあって酸味も少なくて飲めるほど美味いっ!
最後はエゾシカ肉のロースト。
初めてのシカ肉です。
そのお味は...牛肉と鴨肉の中間くらい?脂は少ないけど柔らかめ。ラム肉みたいな臭みは全く無く、全部美味しくいただけました。
ちなみにシカは害獣化していることもあって「家庭でも鹿肉を食べよう!」みたいな動きがあるらしいです。猟で取られた鹿肉が定期的にスーパーに並ぶんだってー。
食事後のデザートタイム。
これらもシンプルなんだけど、全部美味しい。
もう一組の家族はお子さんが食事に飽きちゃったようで、ささっと部屋に戻られていきました。
夕食後の団らん
オーナーから「食事後もこのスペースでゆっくりしててもいいですよー」とお言葉を頂いたので、2匹のネコさんたちと遊ぶことに。(遊ぶというより観察するという方が正しいかも笑)
ねこー!
キキちゃんとクマくん。
こちらは床に這いつくばってクマくんと写真をとる僕の奥さん。
クマくんは触ろうとするとそそくさと逃げちゃうんです。
キキちゃんは割と写真を撮らせてくれる。カメラを構えてもおかまいなしー♪
写真を撮りながら、オーナーとカメラについて話したり、星空の撮り方の本を貸していただいて勉強したり、この後の雲の具合をネットで調べてくれたり。たのしいー!
それにしても黒猫って撮るのが難しいですね。
どうしても全体的に黒くなっちゃうという。
廊下に置いてあった飾り物。かわいいぞ。
やっぱりここのオーナーさんと僕は気があうと思うのです。
満天の星空きたー!
この日は昼間は雨と曇空。
ペンションに着いた時も完全に曇り空。
雲の情報によると22時ごろにちょっとだけ雲が途切れるかもしれないとのことでした。
gpvっていうサイトを見ると、↑こんな感じに雲の予報を見ることができるんですよー!ってオーナーに教えてもらいました。
部屋に戻って2時間ほど待機。晴れることを祈りつつ、オーナーに貸してもらった星空撮影方法の本を読んで過ごしました。
窓を開けて外を見てみると...
おっ、ちょっと星空見えてきたー!隙間からだけど、奥にめっちゃ輝いているものが見えます!!!!
外はマイナス4℃くらい。「さむーっ」って言いながらちょーっとだけ窓を開けてカメラで撮影の練習です。
そしてオーナーから「星空のお知らせメール」が届きました!
玄関でオーナーが待っていてくれて、一緒に外にでてみると...
うっわぁーーーーーーーーーーー!
ほっしーーーー!
昼間の雨雲が嘘のように、雲ひとつ無い快晴!
「ちょうど月が沈んだので、星空がくっきり見えるんですよ」
オーナーは天体望遠鏡を出してきてくれて、もう一組のお客さんと一緒に運河とか火星観察を楽しみました。
明日も朝早いでしょうに23時までお付き合いいただけてありがたいです。
Insta360OneRの長時間露光でも星空が写りました!わーい!
ここからは星空と人物を一緒に撮影する練習を。
さっき本で読んだ方法によると、星空を撮るには...
- カメラはマニュアルフォーカス
- ISO値は3200くらい
- シャッタースピードは15~30秒
というように、しばらくの間シャッターを開けっ放しにします。
その中に人を写し込むには、シャッターを開けている間の0.5秒くらいだけ人にライトを当てます。僕が使ったのはスマホのLEDライト。
1秒くらい当てすぎると白くなっちゃう。
0.5秒くらいだといい感じに人も星空も写ります。
顔も指も足先も冷たくて凍えそうだけれど、星空の美しさに見とれてしまう僕たち。東京の夜空と同じだとは思えないよね。
僕が撮影した奥さんと星空。
頑張って自分にライトを当てた、僕たちと星空。
(15回くらい撮ってみて、一番いいやつを選びました)
光を良い時間だけいい角度で当てるのって難しいものですね。
なんだかんだ、外で90分くらい星空を満喫して部屋へと戻りました。こりゃ道東に来た甲斐があったなぁ~!
そして翌朝
おはようございますー!
寝起きの1枚をパチリ。(部屋散らかした笑)
外気の温度は0.4℃。今日も冷えてる。
「北海道のあさぁぁぁー!」
新鮮な空気を吸った所で朝ごはんへGO!
昨日と同じ席だね。
北海道感あるー!
こちらが朝ごはん。
普段から朝食をガッツリ食べるわけじゃないので、このくらいがちょうどよかったりするんですよね。
大自然の中のペンションで優雅な朝食だぁー。幸せ感じる。
そしてここにも北海道メニューがありました!
ソフトカツゲンという名の飲み物。初耳。
ヤクルトとかピルクルをスッキリ飲めるようにしたような味でした。美味しいね。
おまけ的に置いてあるのがビタミンカステーラ。
今回も説明書付き。笑
なんと昨日オーナーさんが撮ってくれた星空+夫婦の写真もいただきました。我が家のトイレに飾ってありますよ。
ペンション前にあるエサ台。
キツツキとか鳥とか鳥とかが頻繁にやってきていました。
まとめ「また行きたくなるペンション」
最後にペンション前で記念に撮ってもらいました。
いやぁー良かった!ペンションならではの良さが溢れ出るほど感じられました。
ぜひぜひまたいつか訪れたいです。
普段の街での生活から離れて、たまには自然に囲まれて過ごしたくなったらおすすめです!東京からだと少しだけ遠いですが、ここのために足を運ぶ価値はあると思います。
さて、今日は旅の3日目。この後は近くの体験牧場に行ってきまーす!