日本国内だと「スイートルーム?そんな高いところに泊まるのもったいないよー」ってなりがち(というかスイートルームなんて泊まったことありません)ですが、物価の安いタイなら泊まれる!
今回のタイ旅行ではバンコクにあるバイヨークスカイホテルというところに泊まってきました。このホテルに泊まるために、タイ旅行に行く価値があるんじゃないかと思うくらいおすすめ。2年前のタイ旅行でも同じところに泊まったけれど、気に入ったので二度目の宿泊です。
日本の感覚でホテルを調べてみると、とにかく安い!普通のホテルにして旅費を節約するか、良いホテルにして豪華な気分で過ごすか。今回は豪華な方を選びました。
目次
長くなりすぎたので目次を。
- 目次
- 4時間かけてホテルを検討比較した
- バイヨークスカイホテルがすごい!
- 英語が苦手でもチェックインできた!
- Sky Zone - Superior Suite 部屋は貸し切り展望台みたい
- 展望台へも無料で行ける!
- スカイゾーンのSuperior Suiteの部屋が大正解
- ロマンチックな夜景を
- 朝食ビュッフェの会場もすごい
- 限界まで買い物を楽しめる立地
4時間かけてホテルを検討比較した
旅に出る一ヶ月前のこと、Booking.com、Agoda、トリバゴ、HIS、楽天トラベルなどのサイトを開きまくって、数多くのホテルを比較検討しました。
条件は以下の通りです。
- 駅の近く(ガタガタの道をスーツケースもって歩くのは大変)
- できるだけ都市中心
- 3泊2人で3万円くらいまで。(前回HISツアーで泊まったバイヨークスカイホテルの価格帯)
- 便利な立地で狭め(35㎡)か、ちょっと古めで45㎡以上。
こちらもEvernoteに情報整理しながら進めていったら、目星をつけた中ではこのタイプがあることがわかりました。
- ビジネスホテルタイプ(1泊5000円程度)
→新築・超都心部・部屋は狭め - 老舗ホテルタイプ(1泊5000円程度)
→築年数あり・部屋は広い - マンションタイプ(1泊4000円程度)
→キッチン付き・やや新しい・都心から数キロで最寄り駅からも遠い・部屋は広め - とにかく安いタイプ(1泊2000円程度)
→築年数いろいろ・都心から1km以内・部屋は色々・低層階
どんなに広くて綺麗でも、最寄り駅から遠いとタクシーで向かうしかありません。タクシー自体は安いんだけど大渋滞があったりとホテルへの移動で旅の貴重な時間を失うということで駅遠くは却下。今回の旅では安いホテルは特に求めていないので却下。
残ったのは...
- 銀座の一等地にある日本のビジネスホテルのようなホテル(例えばibis Bangkok Siam)タイプ。新築で綺麗だが狭い。
- 前回と同じバイヨークスカイホテル。一等地から1km離れているけれど、部屋が広くて日本ではできない経験ができる。築年数はちょいある。
のどちらかでした。
最終的には、ホテル根本にあるマーケットが深夜までやっていること、日本では泊まれないスイートルームが安い!という理由でバイヨークスカイホテルに決定したのでした。4時間調べた結果前回と同じところに決まったけれど、それによって知識が深まったので良しとしよう。
バイヨークスカイホテルがすごい!
バイヨークスカイホテルは(2018年にオープンしたマハナコンの314mに次いで)タイでは2番目の高層建築物。しかもその差はたった10m。アンテナ部分を含めると東京タワーよりも高い建物です。ちなみに現在日本一の あべのハルカスは300mなのでそれよりも高層ビル。
日本のビジネスホテルよりも安い料金で、高層スイートルームに泊まることができる!こりゃ泊まるしかない!
- コスパ最強。1人あたり一泊五千円台でスイートルームに泊まれる!(2人分の3泊合計料金が3.3万円だった。安すぎ)
- ホテルロビーには日本人スタッフも居るので日本語で相談できる(時間帯によっては不在ですが、緊急時には頼りになる)
- 朝食ビュッフェ付き。しかも80階の超見晴らしの良い場所で食べることができる。そして美味しい。
- ホテルにコンビニが入っているから何かと便利。
- 最寄り駅から200mと歩いていける。
- ホテルの根本は夜市が開かれている。しかも問屋街もあって安い。伊勢丹などがある中心街にも歩いていける。
- スイートルームに3泊すると空港まで片道送迎してくれる。
今回2度目の宿泊でしたが、僕がこれまでに泊まったホテルの中で圧倒的にコスパが良かった。スイートルームに泊まって、夜景を眺めるという日本じゃできない経験ができちゃいます。
ちなみに、僕が調べた中では各種宿泊予約サイトよりもバイヨークスカイホテル公式HPからの予約が一番安くてお得でした。ホームページは日本語表示にもできるので割と簡単に予約をすることができます。詳細の一部は英語だけど英単語を調べれば理解できる。
英語が苦手でもチェックインできた!
ここからは旅の様子を振り返りつつ、バイヨークスカイホテルについて紹介していきましょう。
到着したのは木曜日の16時。予定より90分早い到着となりました。
予約時にメールで送られてきた画面をスマホで見せたら「あっ、この日本人は英語苦手なんだな」とフロントのお兄さんが察してくれて、簡単な英語でのやりとりにしてくれた。ありがとうコップンカップお兄さん。
予約番号を知らせることで、どこの誰か、どの部屋のどのプランの予約かは伝わるのですが「2 bed room or double bed room?」など一部は改めて確認されます。紙にベッドの絵を書いて2 bedとdouble bedの違いまで説明してくれて優しい。(ちなみに2bedはベッドが2台、いわゆるツインルーム。double bedはキングサイズベッドが1台の部屋です)
デポジット保証金として3000バーツか、日本円で1万円、またはカード払いが必要です。映画『ハングオーバー』みたいに部屋でハチャメチャなパーティーをしてグッチャグチャで修理が必要にならない限り、チェックアウトのときに返金してくれます。バーツをデポジットとして預けちゃうと、チェックアウト後に使い切れなくて手元に残っちゃうから日本円がいいですね。
チェックインにかかった時間は約10分でした。なんとかクリアして一安心。あと、英会話力がもっと欲しい...。
今回の部屋は5506、そう55階です!
Sky Zone - Superior Suite 部屋は貸し切り展望台みたい
ドアオープン!そして奥に見えるのが...
ででーん!
3面ガラス張りのダイニングルーム!すっっごい。感動。
はしゃいで景色を見ちゃいますよね。
これで一泊1.1万円ですよ。二人合計で1.1万円ですよ!バーツ最強。
地上の車が米粒サイズです。高速道路のウニョウニョを流れる自動車はずっと見ていられる。
個室に置くレベルじゃないソファーがあった!ここはリゾートでしょうか。
真下を見てみると、さっきいたロビー階にあるプールとゴルフ打ちっぱなしが見えました。
こっちはベッドルーム。
バスタオルぞうさんがお出迎えしてくれました。
唯一の不満だったのが枕。パツンパツンの巨大枕が大きすぎて、首の角度が異常だったので、ソファーのクッションにバスタオルを巻いて枕にしました。
エアコンは2台あるのですが、設定温度は14度。これぞタイのスイートなおもてなし。
バスルーム。
決して新しいわけじゃないけれど、キレイに掃除されていて快適です。バスタブとは別にシャワーブースがありました。もちろん歯ブラシ系のアメニティも揃っています。
とりあえず腹ペコだったので、フロント階にあるファミマで買ったカップヌードルで小腹を満たすことにしました。
中に折りたたみフォークが入っているんですよねー!
スイートルームでカップヌードルという不思議な時間。ちなみにこの緑のカップヌードルは日本のノーマル味にスパイスを足した感じでクセが無くて美味しくておすすめです。お土産として6個買いました。
無料のコーヒー紅茶もあり。
毎日2本のミネラルウォーターが補給されるので、室内のケトルでお湯を沸かしていただくことができます。水道水はお腹壊すから飲んじゃだめ。
こっちは有料ですが、カップ麺(140円くらい)とお菓子セット(350円)も常備してありました。安い。美味しいかは知らないけど。
展望台へも無料で行ける!
スイートルームに泊まった特典として、ウェルカムドリンクが付いていました。2年前に普通の部屋に泊まった時は付いていなかった気がする。
さっそく83階にあるルーフトップバーに向かいます。
途中でフォトスポットあった。
「オーダーなんて言ったらいいんだろう?」と英語が苦手な僕は不安に思っていたんですけど、チケットを見せるだけで「OK!」とオーダーが伝わって、席に座っているだけでフルーツカクテルが出てきました。カクテルといってもノンアルコールのジュースで、これがまた南国のフルーティーな香りで美味しい。着いて早々優雅な時間に浸れます。
ちなみにお酒類も1000円以下、ソフトドリンクは300円くらいだったので、夜に夜景を見に来て一杯だけ飲んでいくのも思い出になりそうでいいですね!
さらに上階にあるのが展望台。スイートルームでなくても、宿泊者なら無料で行くことができます。ここもすごいぞ。
地上300m近くで外の空気を感じながら景色を堪能することができます。しかもこの足場が回転しているので、突っ立っているだけで360度を見学できるんですよ!ほら、日本にも回転式の展望レストランってあるじゃないですか、あんな感じ。ただ、回転速度が結構早い。
強風で奥さんの髪が吹っ飛びそうになりました。
他の40階建ての高層ビルが小さく見えるほどの高さ。見下ろしちゃいますよ!
それにしてもバンコクって変わった形のビルが多くて、見ているだけで楽しいです。東京とはかなり違って、異国というか未来都市に来た感覚になりますね。
スカイゾーンのSuperior Suiteの部屋が大正解
外から見た写真だと、ちょうど中央の出っ張っている部分が僕たちの部屋でした。あえて中層階であるスカイゾーンのスイートルームを選ぶのがポイントなのです。
バイヨークスカイホテルは複数の階層になっていて...
- 75階〜: スカイバー、レストラン、展望台
- 64〜74階: 客室 Space Zone
- 46〜63階: 客室 Sky Zone
- 22〜45階: 客室 Superior Standard Zone
- 18〜21階: ロビー、フィットネスクラブなど
- 17階: ミーティングルーム
- 15〜16階: オフィス
- 1〜14階: 駐車場
と、こんな感じです。
客室だけでいうと、スタンダードゾーン、スカイゾーン、スペースゾーンの順に高層階となっています。参考までに僕が泊まる日を調べた比較がこちら。
1部屋3泊分の合計金額。スタンダードゾーンとスペースゾーンの値段差は数千円程度とほとんど変わらないんですよね!それよりも、部屋の種類によって値段が変わってきます。スカイゾーンの例がこれ。
- Deluxe 44㎡
- Junior Suite 52㎡
- Superior Suite 72㎡
ゾーンによって部屋の大きさは変わってきます。
↑こちらが一番狭くて安いDeluxeルーム。(画像は公式HPより)1ベッドルームとバスルームでシンプルですが、日本のビジネスホテルの倍の広さがあるので十分快適に過ごすことができます。二人で泊まってもモーニングビュッフェ付きで1部屋1泊8千円。安すぎる。
↑今回僕たちが泊まったのはスカイゾーンのSuperior Suite Room。このガラス張りの部屋があるのはスカイゾーンのSuperior Suiteだけなのです!
↑ ちなみにこちらが更に上階のスペースゾーンにあるJunior Suite。(画像は公式HPより)この部屋はビル的な平面窓。...これよりもスカイゾーンのSuperior Suiteの方が豪華じゃないですかぁ〜!!
安い部屋は8000円くらいだけど、それに一泊あたり3000円を足すだけでスイートルームにできるなら、スイートルームにするべきだと僕は思います!「スカイゾーンのSuperior Suite」が大正解だと思います!日本で55階のスイートルームに泊まったらいくらかかることやら。ここ、バンコクなら2人が3泊で3万円ちょいですからね!(何回も言う)
スイートルームに3泊連続宿泊という(安い)超リッチプラン。そんなVIPな僕が申し込んだプランにはこんなサービスが付いてきました。
- 朝食が無料※
- 展望台デッキへの入場無料※
- ウェルカムドリンク
- ホテル内のWi-Fi接続が無料
- 空港への片道送迎が無料
※のものは、他の部屋でもたいてい付いてきます。
車で30分かかる空港まで、指定時間に送ってくれるんですよ!なんというサービスの良さ。日本のビジネスホテルに泊まるよりも安くこんなにリッチな体験をできるなんてタイ最高じゃあないですか!!!!!
そして、そして、夜景がこれまた最高なのです。
ロマンチックな夜景を
「あれ、ここ展望台なんだっけ?」って思うほどのきれいな夜景。本当に貴重な時間を過ごすことができます。
この部屋は180度の絶景。どんなに頑張って撮ってもこの感動は写真じゃ伝わらないんだよなぁ〜。部屋の電気を消して、ただ夜景を見つめる時間をしばらく過ごしました。
ほんとに1泊1万円でいいんですか?ひとり5千円でこんなに素晴らしくていいんですか?!(「実は1泊3万円の間違いなんじゃないか...」って何度か請求書見直しちゃいました。けど大丈夫。ちゃんと3泊の値段だった。良かった。安心。)
上を見てみるとホテルの壁面に貼られている超巨大広告が見えます。
神秘的な美しさ。
そろそろ電気をつけようか。
部屋の作りとしてはこうなっています。写真右奥が廊下につながるドア、左側がベッドルーム。そしてこの位置の後ろがガラス張りのダイニングルーム。
無駄に広いベッドルームなのです。
2人しか止まらないのに椅子3脚、小さいソファー4脚、大きいソファー1個。ありすぎ笑
真下には最寄り駅であるラチャプラロップ駅。
遠くに巨大なタイ国王の看板がある。
ふぅー。夜景満喫した!
朝食ビュッフェの会場もすごい
81階で食べる朝食ビュッフェ!一部は外になっているのでタイの天空を感じながら優雅にご飯をいただけるってわけです。
地上でのトゥクトゥクのクラクションも、人々の騒音も、ここからはほとんど聞こえない。
しかも地上からこんなに高いのに仕切りは首の位置までしかないんですよ。日本なら金属の格子で囲われているのが普通だけど、ほんとすごい。首だけ外に出して下を覗き込むと体がヒュンってします。
「もしこの高さからバンジーがあっても飛べる気がしない。絶対無理だよ...。」なーんて話していました。
ただ、晴れた日に直射日光を浴びるととても暑いので、ご飯は冷房の効いた室内で食べて、外は見学するだけがよいかもしれませんね。8月のバンコクは曇りの日が多いので優雅に外で食べることができます。
限界まで買い物を楽しめる立地
ホテルの立地もなかなか良くてですね。
ロビーにコンビニがあるので、疲れ切って帰ってきた後でも飲み物などを部屋に持って帰れます。
一階まで降りて街に出るとすぐそこにマーケット。
ほんと目の前に巨大なマーケット!
隣の通りには卸売りみたいなプラチナムマーケット!店構えはあれですが、MBKなどの大きなショッピングモールに比べてちょっと安かったです。
しかも大抵の場所から建物が見えるので、方向をつかみやすいです。
しばらく歩くと綺麗な夜市(Talad NEON)なんかもあったりして、観光の拠点ホテルとしては最強の位置でした。
さて、ながーーくなったバイヨークスカイホテルの紹介はここまで。
時系列に戻って、ホテルチェックイン→ウェルカムドリンク→シャワーを浴びて→夕方の街に出発...というところから記事は続きます!