おはようございます。今回はアユタヤ遺跡への現地ツアーに参加した模様をお伝えします。
アユタヤ王朝...世界史で聞いたことあるようなないような(いや、きっとあるはず。)バンコクまで来たらセットで訪れることが多いアユタヤ遺跡ですが、実際に行ってみたらどんな感じなんでしょうか?歴史にほとんど興味がなくても楽しめるのでしょうか?という確認も含めアユタヤツアーに参加してきました!
今日は2019年8月2日金曜日、時刻は5時50分。
ホテル朝食ビュッフェは6時からなのですが10分前に来たらすでにオープンしていました。(一部はまだ準備中でしてオムレツ作る人は不在)なんでこんなに早いのかというと、申し込んだツアーのお迎えが6時20分に来るから。僕たちが泊まっているバイヨークスカイホテルの1Fまで来てくれます。そのほかバンコク市内の有名なホテルだったら迎えに来てくれるのでラクラク。
まだほとんどお客さんが居ない76Fのビュッフェ会場。普段はゆっくりとご飯を食べる僕たちも10分でババババーっとかきこみました!
ちなみにこちらの78Fはカラフルで楽しいイメージですが、81Fにある朝食会場はルーフバルコニーに出ることができて楽しいので、ぜひ連泊してどちらも訪れてみてほしいですね。
急いで食べ終わったら6時17分ごろに1Fへと向かいました。日本語を喋れるおばちゃんが待っていてくれて、名前の確認などをしてからホテル裏で待機していた車へ乗り込みました。
目次
ちょっと高くてもバスツアーが断然オススメ
僕たちが乗り込んだのはバン。ワンボックスカー。あ、安心してください。これでアユタヤまで行くわけではなく、各ホテルから人を回収してメインのバスターミナルまで行くための移動手段なのです。
今回はパンダバスというツアー会社の「【バンコク】世界遺産アユタヤ+象乗り(午前)」に申し込みました。6時台に出発してアユタヤへ行き、13時ごろにはバンコクに戻ってくるツアーです。アユタヤだけで一日過ごすプランなどもありますが、他にもバンコクでやりたいことがたくさんなので半日で十分。お値段は1人1,700B(6000円)でした。
06:30前後 宿泊ホテルへお迎え
07:20 大きなバスに乗り換えて出発
09:00 ワットヤイチャイモンコン見学
09:45 エレファントビレッジにて、象に乗ってお散歩(約10分間)
10:30 ワットプラシーサンペット見学
11:00 ワットマハタート見学
11:30 バスでバンコクへ
13:00 BTSチットロム駅前で解散
こんな予定のツアー。
さて、今回もバスツアーを申し込んだのには理由があります。
- ツアー会社におまかせできる
- 日本語ガイドあり
- 移動中に寝られる(移動90分)
- 周りが日本人で安心
- バス内に荷物を置いていける
このメリットを考えると1人6000円でも良いのではないかと!
他にもバンコクからアユタヤまで行く方法をいくつか調べて検討済みでして
- タクシー往復3000Bくらい。値段交渉などが必要。
- 電車往復600Bくらい。出発駅まで行く必要がある。電車の大遅延が発生しやすくスケジュールが崩れる可能性がある。
- 乗り合いバス(ロットゥー)往復120Bくらい。バスターミナルまで行く必要がある。
タクシー以外は格安なのですが、時間が読めなかったり、乗り場までの移動時間がかかったりします。さらにアユタヤについた後の行動も考える必要があるのです。アユタヤは4km x 2kmの範囲にいくつもの遺跡があるため何かしらの手段で回る必要があります。50Bでママチャリを借りたり、1000Bくらいでトゥクトゥクをチャーターしたり(ドライバーには詳細な日本語は通じず、英語でさえ通じるか怪しい)。自転車で周るのもたのしそーと思ったけれど、ここは真夏のバンコク。速攻バテます。旅行日程に余裕があってアユタヤに一泊するレベルなら検討しましたがここで体力を使うわけにはいきません!
というわけで、バスツアーがオススメ。
移動中は涼しくてバス内で眠ることで体力を回復できる。ガイドさんには日本語が通じるので観光中のトラブルに備える必要もなし。ツアー料金の1700Bは(タイとしては)安くはないけれど、その価値はあると思います!
さて、ホテルから15分ほどで大型バスが待っている場所に到着しました。
この観光バスに乗って出発します!
席は自由席。この日の混雑具合は7割ほど。(2年前の8月末に水上マーケットに行った時も同じツアーを使ったけれど、そのときは5割くらいで席を広々使えました。アユタヤは人気があるのかシーズン的な問題なのか)
高速道路に乗ったところで泊まっているホテルが見えました。僕たちの部屋は中央の金色▲部分。お安いスイートルーム。
バスが出発するとしばらくガイドさんのご挨拶がありましたが、紹介は「ミナサン眠いでしょうから、オヤスミナサイ」と5分ほどで切り上げてくれました。分かってるぅ。
ここから90分ほどバス移動なので、枕+アイマスク+耳栓セットで眠ります。いつもは起きていてスマホいじっちゃう僕ですが、この旅の体力温存という目標のため頑張って寝ます。頑張って寝ます!(普段は慣れていない場所だとなかなか眠れない...と思っていたけど、アイマスクして自分の家のベッドを想像していたら、5分くらいで眠りに落ちました。ぼくは新たなスキルを得たようです。)
バンコクからアユタヤまでは82kmの道のり。日本でいうと東京駅から小田原駅くらいの距離。
...むにゃむにゃ。
バスの動きでパッと目が冷めたときにはアユタヤに到着していました。あぁ眠るって移動をショートカットした気分になって良いものですね!
お天気は小雨。奥さんは持参してきた百均のポンチョを装備しました。雨のせいか、この時間は意外と涼しいアユタヤです。
「コチラはWat Yai Chai Mongkon」と説明してくれるガイドさん。ちょっと発音が怪しくて日本語が聞き取りづらい箇所が多々ありますが、雰囲気で伝わります。はい!
右奥に見える仏塔は72mもあって、1592年アユタヤ王朝のがビルマ軍と戦って勝利した記念塔とのことです。
正直、この時代の世界史が苦手であまりピンと来ていなけれど、なんか歴史があってすごいのは分かった。一般人がアユタヤを訪れると「うわぁー(詳しくはわからないけれど)なんかすごい!」ってなります。アユタヤとビルマ軍の戦いを描いた映画を一本見てくるだけでも感じるものは違ったかもしれませんね。
優しそうな野良犬がポツポツと歩いていたり寝ていたり。
こちらは涅槃像(ねはんぞう)。目を閉じているのと開いているのがあって、開いているのは最後の説法をしているところ、閉じているのはすでに入滅していることをあらわすのだとか。寝転がっているから「寝はん像」だと思ってた教養のない僕ですが、調べてみたところ涅槃とは煩悩の無くなった状態だそうです。勉強になりました。
さっき見えていた仏塔に登ることができます。
階段が急で息切れしそうだ。
そして、登ってみても意外と景色は良くない 笑
井戸みたいなやつがあって、コインを投げてバケツの中に入れるという遊び(お祈り?)ができます。
近くの社にはドラえもんのお供え。こちらは子供の仏様を祀っているので、おもちゃやジュースがお供えとして置かれるそうです。すごいねドラえもん。
エレファントビレッジで象に乗る
バスで5分移動してやってきたのはエレファントビレッジ、像村です。
ツアーなので全員分まとめて代金を払ってくれています。「ゾウに乗る チケシト」は不要。
ただ、像に乗っている間の写真撮影は禁止となっていたのが残念でした。前行ったエレファントビレッジは乗象中の撮影もOKだったので、写真撮影禁止はココだけのローカルルールなのかなぁー。
上の写真は象使いの方が途中でスマホで撮ってくれました。撮っても撮らなくても降りる時に1人20Bのチップを渡すのが必須となっています。「チップチップ」と手を伸ばして雑に寄越せって言ってくる。(ちょっと態度悪いよーお兄さん)
近場をくるっと回って10分くらい乗って終了。二度目の象乗り体験としてはこのくらいで十分満足できました。なお、いくらかプラスすると、30分くらいの長距離コースに変更することも可能です。1人2000円くらい追加だったかな。
初めてのココナッツジュース体験
象から降りたら、ドリンク休憩の時間です!
ツアーのおまけとしてココナッツジュースが付いてきました。(苦手な場合は水への変更も可)
いかにも南国って感じで美味しそう!僕はグリーンカレーのココナッツ風味が好きなので期待大。奥さんはココナッツ自体が得意じゃないけれど、水じゃなくてココナッツを選択したチャレンジャーです。
ちゅーーー。
「ん!冷たくて意外とイケるかも!」
ぷはーーー。
...。
「まじぃ...。鼻に抜ける匂いがプール横の雑草」
ということで、ほんのり甘いココナッツジュース(ココナッツ汁)は後味が青臭くて劇マズでした。ココナッツミルクが好きな僕でさえも、この草感は無理でした...。ふたりとも気合で飲みきったけど。今後はタダでもいらん。
エレファントキャンプには若干のお土産屋さんもあるので余った時間はプラプラして集合時間までの20分ほどを過ごします。
お土産屋のTシャツは350円。やすい。
謎に変なキャラクターが沢山飾ってあります。
これはこれでフォトスポットになって楽しい。ちゃんと色が塗り直されていて綺麗にしてあるようですね。
羊かわいい。
小象はもっとかわいい!
どこかで既視感を感じる4人組。
猫ちゃんいた。
ゾウと一緒に生活しているだけあって、人を恐れず近づいてきてくれたけど、ボケた。
一旦集合して、再度バスで5分程の場所へ向かいます。
有名な仏像ワット・マハタートに会いに行こう
あの有名なワット・マハタートにやってきました。アユタヤツアーでは必ず立ち寄る観光地。ワットはお寺、マハタートはお釈迦様の遺灰や遺骨を表していて、それを祀っていた場所のようです。
通路のど真ん中でお昼寝しているワンコ。涼しいのかな?警戒心ゼロだ。
昔はきらびやかな仏塔や礼拝堂があったものの、1767年にビルマ軍隊から攻撃を受けて破壊され、現在の姿になった。そんな戦いの跡として考えさせられる遺跡です。
まずはメインとなる菩提樹。ビルマ軍が切り取った仏像の頭を木の前に置いていったら、長い年月を書けて木の根に覆われた...というもの。仏様の安らかな笑顔。これを見て漫画『聖☆おにいさん』を思い出した。「いやぁ〜案外ここが心地良いんだよ」っていう吹き出しが出ている絵まで想像してみました。
一番人気のフォトスポットだけあって、周りはこのくらい混雑しています。自分たちが立ったまま記念撮影をするのはNG。仏像の頭よりも(写真レイアウト的に)低い位置に来るようにしゃがんでから撮影します。
ただ、戦争の爪痕として残っている場所でもあるので、笑顔で撮るべきなのかはちょっと迷います。仏様を見習って微笑む程度が良いかもしれませんね。
仏塔。
頭部のない仏像たち。当時は頭部に金箔が貼り付けられていたからそれをビルマ軍が持ち帰ったのだとか。
草むらで涼む犬。気持ちよさそうに見えるけれど、気温が上がってきて激暑猛暑。
右側の仏塔はちょっと斜めになっていますが、これは2011年に発生した洪水によって傾いてしまったんですって。いま僕たちが歩いているレンガの歩道も洪水によって流されてしまったので、その後再建したものでした。
日が照ってきたのでサクサクと記念撮影を撮っておきました。いやぁ本当にバテるバテる。これがツアーで来ていなかったら冷房の効いたバスに逃げ込むこともできないんですよね。レンタルママチャリで移動だなんて無理だよ。ツアーで良かった...。
途中で欧米の観光客に写真撮影を頼まれたので、負けじと僕たちもミニ三脚を立ててポージングして撮ってみました。
いいねいいね!もっとこういうポーズ撮っておけばよかった。現場では気恥ずかしいけれど見返すと「いい旅してきたなぁ」っていう思い出として残りますよね!
背中びっちょりです。
こちらはこの距離からチラッと見て終了。太陽が照ってきて暑くてやばい。一刻も早く飲み物を...!
バスに乗る前にまずトイレ。タイのトイレ事情は観光地だと有料トイレがあることが多いです。有料と言っても5Bとか10Bの小銭。でも決して綺麗なわけではなくて、まぁ日本でも観光地にあるような公衆トイレレベルです。
あっちには無料のトイレもあるのですが...ガイドさん曰く「タダのホウ、キッタナイヨ!」とのこと。敢えてあっちを試すのも旅の経験としては良かった...かも?笑
かっこいいトゥクトゥク。
象が歩道を歩いていました。お散歩ではなくて象乗りのお仕事中ですね。
この近くにオアシス(ドリンクショップ)があったので、僕たちはコーラがぶ飲みして水分補給することに。バスに戻るとサービスで水を配ってくれるとのことだったけど、バスに戻るまでに倒れそうなくらい頭がボーッとしてきたので。水分補給だいじ。(バスでもらった水も全部飲み干しました)
バンコク市内へ戻るぞ
バスに乗り込んだら後はバンコク市内まで90分の道のり。みんな疲れてぐっすり眠っていました。太陽に体力を吸い取られたように僕もぐっすり。
気づいたらもう高速道路を下りるところでした。1時間くらいは眠っていたようで、往復で2時間のお昼寝(二度寝?)できたので、バンコクに戻ってからの体力は満タンです!
都会に戻ってきましたーー!バスを降りてツアーは解散。
次回は2日目後半の様子です。タイシルクの有名店とか、夜市を訪れたりします。