ちょうど令和になった5月1日、栃木県益子町で行われていた陶器市に行ってきました。「令和になったから行こう」というのでもなくて、いつか行こうねと前々から奥さんと話していたのが実現したのが偶然この日でした。
僕が奥さんの実家で数日間お世話になっている期間だったので、実家からマイカーの旅です。
途中で信号待ちになったとき、助手席から外を見てみるとトラクターが優雅にゆっくりと畑を往復していました。乗っているおじいさんからすれば畑仕事をしているのであって優雅でもなんでもないんだろうけど、全てのものが落ち着きなく動く都心のスピードに見慣れてしまっている僕からしたらどこか羨ましい。
線路の左右に柵とかないんですよ!
こうして田舎の景色を眺めているうちに益子町へと到着しました。
益子陶器市に来た!
益子陶器市は年に2回(といっても2日間ではなくて2期間)ゴールデンウィークとシルバーウィークに開催されるイベントで、正式名称は益子大陶器市というもの。
益子駅から徒歩10分、宇都宮駅からバスか電車で50分、陶器市が行われる期間には都内からのツアーも出ていて新宿駅から約2時間。僻地とまではいかないけれどなかなかのアクセスですね。
この日も観光バスを何台か見かけました。
メインストリートには陶器市以外の季節にもオープンしている直売店(なのかな?)が複数並んでいるのですが、これに加えて数百の店舗が露店のようにして出店しています。500店舗以上あるとか。見きれません。陶器パラダイス!
メインストリートを走っていくと、満車になっている常設駐車場以外にも、個人の敷地を駐車場として貸している臨時駐車場がいくつもあります。だいたいどこも値段は一緒で時間制限なし500円。(歩行者が車道まで出てくるので気をつけなきゃいけないけど)特に渋滞することもなかったので中央付近の駐車場に止めることに。
とりあえず歩いてみて、目に留まったところから見ていくことにしました。
テントだけじゃなくてモダンな建物もあります。
ピアスやイヤリングなどの小物とか...
味わいのあるバッヂタイプのものとか。
カラフルにアレンジされたアーティスティックな器。
コケ軍団。ひっそりと部屋の隅ににおいておきたい。
益子焼はザラザラとした土が使われていて、触れたときに温かみがあるのが特徴です。
と、ここまでの写真からわかるように「いかにも工芸品」のものよりも、今風のデザインやニーズに合うようなものもたくさん売られています。値段も茶碗やコップが1000~3000円ほどでして、気に入ったならそこまで迷わず購入できるのも嬉しいですね。
ということで、この写真右奥に移っている茶碗をゲットしました!
この日は曇り空だというのに強烈な紫外線で、僕はフラフラになりながらも陶器市をまわりました。翌日にはTシャツの首元がわかるほど日焼けしてヒリヒリ。そりゃバテるはずだ。
レトロな販売所で、とちおとめジュースを飲んで体力回復。
湯呑を手に載せたたぬき。
このようなテントタイプのお店が数え切れないほど並んでいます。
「さっき良いなって思ったお皿があったんだけど...どこだったっけ?」ってなりやすいので、気になったらお店の写真をとっておくと探しやすい。
そういえば、海外旅行の団体客には一度も遭遇しなかったなぁ。さすがにツアーではここまでは来ないのかもしれないですね。
途中で見つけたアウトレットタイプのお店。
今日イチテンションが上りました!
中にはいびつな形をしているB旧品もありますが、とにかくお安い。
「ここにさ、生姜焼き載せたら絶対美味しいよね!」「じゃあこっちは焼き魚を乗せたらどうかなー?」なんて料理を想像しながら選ぶのが楽しい。
食事系の屋台もでていました。お祭りとかである少し高めの屋台ですね。
行き慣れた奥さんのアドバイスで、僕たちは益子陶器市から車ですぐの益子の茶屋というカフェにやってきました。(GoogleMap)あー車があるってすごく便利。
ハンバーグプレートで1000円ちょいと田舎にしてはなかなかシャレた値段だけど、屋台の焼きそばでごまかすのに比べればコスパが良いと思います。
ということで、益子陶器市に行ってきたお話でした!
さすがにこれだけのために栃木まで行けないのならば、都内でかっぱ橋商店街を散策するのががおすすめですよ!