ものものブログ

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【一度は絶対行くべきスポット】大塚国際美術館のために東京から徳島に来たんだ! #6

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神戸から淡路島を渡ってすぐ、徳島県鳴門にある大塚国際美術館に行ってきましたー!!!

世界中の超超超有名な作品が所狭しと並ぶこの美術館ですが、なんと全てレプリカなのです。「えー本物じゃないの?」って思うじゃないですか。いえいえ、巨大な絵画の前に立ってみればそんなことはどうだって良くなっちゃうのです。描かれた人々の圧倒的な存在感がすごすぎる!

レプリカなのですが、それでも満足度も人気も(そして入館料も)高いという珍しい美術館。正直アクセスは良くなく、東京から向かうのはちょっと大変ですが一度は行くべきスポットですよ。

うん、そもそも今回の旅は、ここ大塚国際美術館に来るために計画した旅なのです。さぁさぁ、限られた時間で満喫できるのか...!

ついに到着した大塚国際美術館

東京から京都。京都から神戸へと移動して、神戸からレンタカーを借りて淡路島を通ってたどり着いた大塚国際美術館。

臨時駐車場に車を置いて100mほど歩いて来ました。やっほぅ!

僕は5年ほど前に家族で来たことがあって2度目の来館なのですが、絵画について何も知らなかった当時でも、帰りの車内で「いや、これならめっちゃ満足度高いよね!」って話していた記憶があります。同じ美術館に2度も来たいと思うなんてこれはすごい。

入館料は3300円。美術館にしては高い料金。でもですよ、滞在時間を考えると普通の美術館の3倍以上かかるので、なるほど納得の料金設定です。ちなみに日本最大級の展示面積らしい。鑑賞ルートは4km。そりゃ時間もかかるはずだ。

エスカレーターを上がって館内へと向かいましょう!

バスツアーや高速バスで来る人のために、コインロッカーもたくさん。

おおっ!奥に見えるのは...

システィーナ礼拝堂

入口を抜けるとまず視界に入るのは...

ばぁぁーん!

この大塚国際美術館で最も大きな展示であるシスティーナ礼拝堂です。

ミケランジェロによって描かれた宗教画。天井部分だけでも4年間かけて描かれたそうです。足場を組んで上を向きながら描くのを4年も...首を痛めそうですよね。天井だけでも300人以上が描き込まれていて、思わず息を呑んでしまいます。

壁面の大きさも本物と同じ大きさ。よく見るとタイルのように線が入っているのが見えますが、これは陶板で作られていることによるもの。陶器に絵画の転写シートを貼って焼き上げることで、タイルに色がついた状態になるのですね。なので湿度や光の管理もほぼ気にせず保存することができて、明るい照明で展示することができるようです。(詳しい作り方については公式HPで紹介されていました)

このシスティーナ礼拝堂を鑑賞するだけでも、30分くらいかけて見ていたい。

下から見上げた時にスタイル良く見えるよう、角度を計算して上半身が大きめに描かれているそう。

(見上げるとこんな感じ)

天井部分の中央に来ているアダムの創造。と「わーすごいねー」で終わって次へ行きがちなのですが、それはもったいない!それぞれの画が何を意味しているかも知りたくありませんか??

せっかく行くのなら入門本を読んでいこう

ぜひとも西洋美術の入門本を読んでから行きましょう!裏にあるストーリーや天才的な緻密な計算のもと描かれていることを知っているかどうかで、絵画を見たときの感動と経験の大きさが全く違うのです。

www.monomono-blog.com

上の記事でも書いていますが、僕は以下の入門本を読んで美術館へ挑みました。

↑この本は最初の最初にピッタリです。モネとマネの違いさえ知らなかった...まさしく知識ゼロの状態から読み始めた僕でも、西洋美術史について全体の流れを知ることができます。ページ数が少なめなので「読みきったぞ!」っていう達成感が味わえます。

↑そして二冊目はこちら。多くの写真が並んでいて、有名な絵画についての情報を知ることができます。「いちばん親切な」っていうタイトルどおり、一通り読むだけで「この絵知ってる!」って言えるようになる本。このあたりから自分はどの時代のどんな絵が好きなのかが分かってきました。写真も多いけれど文字もやや多めで情報がたっっっぷり詰まっています。

↑この絵画は何が描かれているのか、他の絵と比べてどうなのか。という視点で書いてある本。これも写真が多くてビジュアル的に楽しむ事ができました。上の西洋美術史と同じシリーズの本です。読みやすい。

↑もう一歩だけ踏み込んで見ることにしました。これは上の3冊の入門本とは違って、文字が多めの本。「有名な作品はなぜバランスよく見えるのか?」とか「絵画の中でメインとなるものを目立たせるためにこういう工夫が詰め込まれている」などを知ることができます。同じ絵を見ていても、見るための知識があるかどうかで変わってくる。例えば何気なく床に放置されたように置いてある箒にもちゃんと意味があるだよって...すごいです。ウォーリーをさがせ的な雰囲気で絵画を見ることができるようになります。

  • この絵が描かれたのはこういう時代
  • 何のために描かれたのか。どんな意図があったのか。誰が発注したのか。
  • この絵の見るべきポイントはこれ。

...というように、2ヶ月ほどかけて通勤時間に読んでいきました。たった数冊読んだだけですけど、それまで全く知らなかった知識がどんどん頭に入っていくのは楽しいですね!

そうそう、大枠だけでもいいのでキリスト教についての知識も入れておくべしです。絵画鑑賞だけではなく、洋画を見る時にも確実に楽しめるようになりますよ!

普通の美術館と全く異なる雰囲気

大塚国際美術館は(良くも悪くも)誰でも楽しむことができる美術館でした。

通常の美術館は私語厳禁となっていて、足音が響くような室内で静かに鑑賞するのが普通ですが、ここは違う。どっちかというと「美術館とテーマパークの間」という位置づけなんだと思います。

例えば、絵画を見ながら「この絵のこの人は変だよね!」と笑ってみたり、「ここにこの色を載せているのがすごい」と技術面で考察してみたり話していても問題なし。子供の鳴き声が響いていたりしても問題なし。記念に絵画と自撮りすることもできるし、普段美術館に行かない人にでも気楽に楽しむことができます。美術館デビューには最適ですね。

 

ただ、ワイワイできる一方「あぁーもったいないなぁ」と思うことも。

例えば最初に鑑賞したシスティーナ礼拝堂ですが、本物はイタリア内に位置するバチカン市国にあります。僕は今年1月にハネムーンとしてイタリア旅行に行ってシスティーナ礼拝堂を訪れました。よし、現地と比較してみよう。

まず、大塚国際美術館は圧倒的に明るい。陶板で作られているので強めの照明を当てても劣化しないからこそできるのですね。おかげで色をはっきりと確認することができます。

また、最大の違いは「場の空気が全く違う」ということ。(そういうコンセプト何だけど)ディズニーランド気分で鑑賞している人が多い大塚国際美術館に対して、実際のシスティーナ礼拝堂はその名の通り礼拝堂。キリスト教徒である人々が多く訪れ、神に祈っている姿も多く見られます。なのでふざけている人なんて全く居ないし、写真撮影も禁止、私語も禁止(警備員に「クワーイエット プリーーーーズ!」って怒られる)。大人数が同じ部屋にいるのに静寂に包まれているあの空気感は本当にすごい。

大塚国際美術館には美術館ならではの張り詰めた空気感はありません。あらかじめこの美術館はそういう場所じゃないというのを頭に入れておけば、ワイワイしながら楽しむことができるかと思います。

そんなワケで、静かに鑑賞したい場合は平日の人の少ない時に行くのが正解ですね。(今回のスケジュールはちょっとミスった...金曜日に行っておけばよかったなぁ)

地下3階を見ていこう!

システィーナ礼拝堂を抜けて順路どおりに進んでいこう!

システィーナ礼拝堂がある、最初に訪れる階は地下3階。そこから上がっていって地上2階までを見ていきます。駐車場からはエスカレーターを登って来たのにそこはまだ地下3階...難しい作りです。

このように全ての部屋に番号がついているので、迷うことなく全ての展示をたどることができます。

500円で音声ガイドも借りられます。100点についての解説を聞くことができるので時間に余裕があるならぜひ借りるべし!!

火山灰に埋もれていたおかげで、美しい姿のまま残ったポンペイ遺跡。そこにある「秘技の間」です。

古代の再現展示も。本で読んでいるだけじゃ伝わらないけど、実際はこんな部屋(お墓)に描かれていたんですね。

貝殻のビーナス。

このように一部展示は外気に触れるように展示がされています。ポンペイ遺跡にある本物も外気にさらされる形で今も展示されているらしいです。

ジョットという画家のフレスコ画が多くある、スクロヴェーニ礼拝堂。イタリア北部にある礼拝堂が徳島で疑似体験することができるのです!!!

壁のひび割れまで再現されているのすごいですよね。

ここは本物の礼拝堂のように静かな空間となっていました。やっぱり美術館はこの神聖な雰囲気がいいですよね。ベンチに腰掛けながら壁面をぼーっと眺めているとあっという間に時間が過ぎていってしまいます。...先に進まねば!

「ユスティニアヌス大帝と廷臣たち」西洋美術史の本で見たことある!めちゃでかい!こんなサイズだったんですね。

こちら本来はモザイク画なので、細かな石が埋め込まれて作られているのですが...

よーく見ると実はプリントされているだけ。でも離れて見るとモザイク画に見える不思議。

これも印刷。

写真だと分かりづらいけど、金色部分は本物の金でできているようにピカピカと輝いていました。

羊飼い。

「裏切り者がいるぞ!」という最後の晩餐を表したモザイク画。

曖昧な知識のまま訪れても理解しやすい簡単な解説があるのはありがたいです。この説明を読んで「あー聖書のあのシーンね!この後あれが起きるのね」って分かるくらいにはなりました。

順路的には次は古代系統展示です。

古代展示だけでも沢山の展示があるのですが、正直なところ僕も奥さんもこの時代には興味が湧かない。この空間は思い切って突っ切りました。笑

 

さて、ここまでで結構長くなってしまったので後編へと続きます!