安くて使えるレーザーカッターを見つけちゃったので、ついつい購入しちゃいました!
今回の記事では
- レーザーカッターで何ができる?
- 家庭用レーザーカッターとは?
についてお伝えします。
こちらの羊キャラクターのキーホルダーは僕が以前作ったものです。レーザーカッターを使えば木材を切ったり彫刻したりすることができるので、あれやこれやが作れちゃいます。
「そもそもレーザーカッターに家庭用なんてあるの?」と思われそうだけど、あるんですねー!
中国の通販サイトAliExpressで見つけ出したこのレーザーカッター。
3万円ちょっとで購入できてパワーもそこそこあります。詳しくはこの記事の後半で説明しますが、3万円台でこれが購入できるのは破格なんですよ!
海外からの購入だからこそこんなに安い。
海外通販としては高額な買い物となるわけなので、商品レビューとかYouTubeでのレビューもしっかり確認してから購入しました。ORTUR結構名のしれたメーカーの
さて、ここまでで少し気になった方のために、もうちょっとだけ説明しちゃいますね!
目次
レーザーカッターでこんなものが作れます
今回購入したレーザーカッターではない、レーザーカッターで作ったものを紹介します!
高価ででっかい業務用レーザーカッターで作ったけれど、ここに載せた写真のものは家庭用レーザーカッターでも作ることができます。
トイレサイン。切り抜いた板を重ねて作っているのでちょっとだけ立体です。
オリジナルキーホルダー。
ミラーレスカメラのシャッターを足で押せるデバイスのケース部分。
結婚式のウェルカムボードの文字部分。
切り抜いて作る地図。
...とこんな感じのものが作れるのがレーザーカッター!
平面の板に彫刻してもいいし、部品を作って組み上げて立体にしてもいい。あとはアイデアしだいですね。
むかし作った様子は以下の記事に載っています。
レーザーカッターの種類はピンキリ
さて、一言にレーザーカッターと言っても種類は色々とあります。
安いものなら1万円以下から、高いものだとなんと数百万円まで...!
その違いには以下のようなものがあります。
- 加工できる素材が違う
- 加工できるスピードが違う
- 本体の大きさが違う
- 値段が違う
じゃあどれならいいの?となりますよね。
大きく分類すると、CO2レーザーカッターとダイオードレーザーカッターがあります。
■ CO2レーザーカッター
CO2タイプは...家庭向きではありません!
炭酸ガスボンベと粉塵回収機も必要で、上の写真のものだと2~500万円...。FabCafeなどの施設に置いてあるのがこのタイプです。
値段もすごいですし、本体も大きいので一般家庭には置けませんね。
高くて大きいというデメリットの代わりに、一部の金属板への加工や、透明なアクリルへの加工が可能なのがポイントです。もちろん木材や紙へも加工できます。
パワーが強いので、同じような加工でもダイオードレーザーカッターの何倍も早く加工完了することができます。
ただ、ただ、高い!!!!!
■ ダイオードレーザーカッター
Amazonなどで「レーザーカッター」で検索してでてくるものの多くが、ダイオードレーザーカッターです。
ダイオードつまり半導体を使ったレーザーです。ほら、CDを読み取る部分の赤い光とか、レーザーポインターと同じような感じです。
小さな部品でできているから、本体も(CO2レーザーカッターに比べれば)かなり小さいです。
お値段も1万円~9万円程度で購入できます。
家庭で購入するなら間違いなくダイオードレーザーカッターですよね!
安くて小さい代わりに、パワーは弱いです。
例えば上で紹介したCO2レーザーカッターは120Wのパワーがあるのに対して、市販されているダイオードレーザーカッターは強いものでも5W程度。1/60のパワーまでしか出ません。しょぼいダイオードレーザーカッターだと1Wを下回るものもあったりします。
とはいえ、5Wあれば数ミリのMDF板を切断できるし、彫刻もできます!
気軽に使うのならダイオードレーザーカッター、ここぞというときは都市部にあるFabスペースでCO2レーザーカッターをレンタルして使うのが良いと思います。ちなみにCO2レーザーカッターの使用料金は10分の作業で1000円ほどとそこそこします。笑
フレームタイプのレーザーカッターがコスパ良い
ダイオードレーザーカッターと言っても
このくらい小さなタイプとか...
フレームタイプとか。
僕が比較検討した結果、フレームタイプがおすすめです。
フレームタイプは設置場所として最低70x70cmくらい必要ですが、小さい方は本体が移動しないので彫刻範囲もかなり狭いです。パワーも弱いものが多くてせいぜい刻印ができる程度。アプリからかんたんに使えるというメリットはありますが、それを大きく超えるデメリットがあると思います。
レーザーカッターで色々試してみたい!例えば、板を切断して立体を作りたいとか、強いパワーを使って早く処理したいなどの目的があるのならフレームタイプを選びましょう。使いこなすためにはPC上のソフトウェア操作が必要となり若干ハードルが上がります。ただ「自宅でレーザーカッターを使いたい!」というユーザー層はそんなハードルはかんたんに越えて行ける人なんだと思います。
次回記事では、テストカットについてちょっとだけ紹介します。