白米を洗って炊飯器にセットしボタンを押す。これだけでご飯は炊きあがるわけなのです。誰でもできる簡単な作業。
でも、日によって「今日はベタついてるなー」とか「今日のご飯はいい感じに炊けたなー」とか思うことありません?たいていは食事中にそう思っても、食べ終わった皿を片付けてデザートのプリンを食べるときは、その日のご飯が柔らかかったかどうかなんて忘れてちゃうんですけどね。
毎日食べるものだからこそ、美味しく炊き上げる方法を見つけたい。そうしたらきっとこの先ずっとベストコンディションの白米を満喫できるはず!
そう思って、美味しいご飯の炊き方について試してみました。「炊飯器じゃなくて釜で炊くぞ」...というわけではなくて、あくまで毎日できる範囲で美味しく炊こうというものです。
料理は科学だ。米はグラムだ。
我が家で使っているのは無印良品の冷蔵庫用米保存容器。(今調べてみたら新型が出てたので、我が家のは旧型です)
1合2合3合それぞれグラム換算したメモを貼っています。ダイモのテープライターで作りました。シンプルですごく良い。ちなみに1合は150gらしいけど、無印のカップで量ったら160gくらいだったのでこれで。
スケールの上に容器を置いてダダーっと出していきます。重さで量るから米用の軽量カップは使わないよ。
2合分ピッタリ320g。うちだと二人で夕飯を食べてちょっと余るから、残った分は冷凍するくらいの量。
正直、ここは何グラムでも良いです。ただ、5合炊き炊飯器で5合分を炊くと熱ムラが出やすいので、少なめの方が美味しく炊けます。炊けてる気がします。
まずはざーーっと米ぬかを落とす。
毎週末に自宅で精米しているので結構白くなります。特に精米したてだと酸化していないからなのか、ツヤツヤに仕上がる。成り行きで買うことになった精米機だったけれど、買ってよかった!
精米が面倒なら↓これもおすすめです。
水をきってから適当にこする。で流す。
これを3,4回行います。水が透明になるまで頑張って洗う必要はありません。これにて米とぎは完了!
水もきっちり計測しよう
スケールをリセットして...
炊飯器の釜ごと乗っけます。5合炊きの炊飯釜だけで983g。(安いスケールだと1kgまでしか量れない仕様であることがあるので、釜じゃなくて一旦鍋とかに入れて計測するとよいかと。僕のスケールでも2kgまでしか量れないので3合を炊くときは鍋に入れて計測してから炊飯釜に移すようにしています。)
釜に米を入れます。
この段階だと、炊飯釜+白米+白米が吸った少量の水で、重さが1432g。
そこに水を入れていって合計1700gになったら準備完了です!
釜でみると2合の線より2mmくらい下でした。
何グラムが好きなのか研究
この1700gってのはどこから来たかと言うと、何度か炊き比べて好みの硬さを探した結果なのです!このためにも数値化するのが重要。
- 最初は釜内側にある2合の水ラインで炊いてみる。スケールで量ると1750gだった。
- それで柔らかすぎたので100g減らして炊いてみた。1650g。
- それだと硬すぎたので1675gで炊いてみた。まだ硬め。
- もうちょっと増やして1700gで炊いてみた。いい感じ。
- もう一回増やして1725で炊いてみた。またちょっと緩め。
という感じに、毎回炊く時に重さと硬さをメモしていって、5回の試行錯誤の結果見出したのが1700gでした。人によって好みの硬さがあるので、自分にとってのベストコンディション値を模索することが重要なのです。
これまでは米の量も水の量も「だいたい2合、だいたい2合の線」でやってきたからダメだった。ほんの少し計測する手間はかかるけど、それ以上に美味しい白米にありつける喜びのほうが大きいので僕は続けられています。炊飯器の内側の線を見ながら水を入れるのだって、水面で屈折して線が見づらくて大変ですし、感覚値で悩むよりも数値化した方が楽だったりするのです。
あとは炊飯器にセットして炊飯ボタンをポン!...ではなく、浸水時間を設けることが大事。米が水に浸された状態で30分放置してから炊飯スタートです。うちの炊飯器には予約機能の一つとして30分浸水機能がついてるのでラクラク。急ぎのときには浸水待ち0分で炊くこともあるけれど、そのときは違いがわかります。
まとめ「美味しいごはんが炊けたよー!」
できたできた!ほかほかごはん
写真じゃなかなか伝わらないけれど、米の粒が感じられる炊きあがりです。おいしいおいしい!
白米のことなんて普段は気にしないかもしれないけど、夕飯の土台となる存在。炊飯作業を少し改善することで夕飯クオリティのベースアップにつながりました。
まずは週末にでもお試しあれ。量った数値をメモして次回の炊飯時の目安にしていきましょう。
おまけ「赤から」
この日は鍋!
いろんなメーカーのキムチ鍋スープを食べ比べていた時期がありました。結果、赤からの三番がめっちゃ美味しいです。辛いの苦手な人は、赤から一番がおすすめ。
おしまい